• 2018/05/23
  • 国際平和ミュージアム 第116回ミニ企画展示 ミュージアム・この1てん「ガマ(壕のくらし)」開催
  • 立命館大学広報課
  • 国際平和ミュージアムは、下記の日程でミニ企画展示ミュージアム・この1てん「ガマ(壕のくらし)」を開催いたします。

    沖縄県が制定した沖縄戦犠牲者を慰霊する日(623日)を迎えるにあたり、2016年に当館に寄贈された奥田豊氏の旧蔵コレクションから、沖縄県出身の儀間比呂志氏(1923-2017)が沖縄戦を描いた版画を展示します。儀間氏は、代表作『戦がやってきた 沖縄戦版画集』(中山良彦・文、集英社、1979年)で、アジア太平洋戦争末期の沖縄における地上戦を描いています。本作もその作品群25点のうちのひとつです。

    ガマとは、沖縄に点在する鍾乳洞や自然洞穴を指します。県民の12万人以上が犠牲となり、50万人以上が巻き込まれた沖縄戦では、日本軍の司令部や陣地、野戦病院、住民の避難壕として使われました。逃げ場を失った人々がガマへ避難しましたが、ガマの中は十分な食料や医療品が手に入らない悪条件に加え、日本軍の兵士に追い出されることがあるなど、決して安全な避難場所とは言えませんでした。

    本展を通して、旧蔵者の奥田氏と作者の儀間氏の沖縄戦への思いを受けとめ、あらためて平和について考えるきっかけにしたいと考えています。

     

    プレスリリース全文は、以下をご覧ください。


  • プレスリリース全文

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