国際関係学部・末近浩太教授らが「イスラーム文明研究ハダーリー賞2018年」を受賞

2018.12.18 TOPICS

国際関係学部・末近浩太教授らが「イスラーム文明研究ハダーリー賞2018年」を受賞

 国際関係学部・末近浩太教授と、衣笠総合研究機構・佐藤麻理絵プロジェクト研究員は、このほどHadhari Award for Islamic Civilizational Studies 2018(イスラーム文明研究ハダーリー賞2018年)を受賞いたしました。
 この賞は、Hadhari Global Networkが主催する学術賞で、イスラーム文明の研究に関する優れた著作を発表した研究者、ならびに優れた活動を行った研究者に贈られるものです。今年は、優れた著作を発表した研究者として、本学国際関係学部の末近浩太教授(『イスラーム主義―もう一つの近代を構想する』岩波新書、2018年)と、衣笠総合研究機構プロジェクト研究員・日本学術振興会特別研究員PDの佐藤麻理絵氏(『現代中東における難民とその生存基盤――難民ホスト国ヨルダンの都市・イスラーム・NGO』ナカニシヤ出版、2018年)が受賞者となり、2018年12月10日、京都大学にて授賞式が行われました。

末近浩太教授
末近浩太教授
佐藤麻理絵プロジェクト研究員
佐藤麻理絵プロジェクト研究員

末近浩太教授のコメント
 このような栄えある賞をいただくことができ、大変嬉しく思っております。拙著『イスラーム主義―もう一つの近代を構想する』は、新書という小さな本ではありますが、私自身が20年以上にわたって取り組んできた研究の成果を注ぎ込んだものです。それと同時に、一読すればわかりますように、そのなかの多くの議論は、日本のイスラーム研究および中東地域研究の多大なる成果の上に築かれたものであります。それゆえに、今回の受賞に際して、まずは何よりも、日本のイスラーム研究および中東地域研究に心からの敬意を表したいと思います。そして、本賞の審査員・関係者の皆さま、そして、家族に心から感謝いたします。このたびは、誠にありがとうございました。

関連情報

NEXT

2018.12.17 TOPICS

DNA二重鎖切断修復を制御する新たな脱ユビキチン化の仕組みを解明

ページトップへ