立命館大学アート・リサーチセンター(以下ARC)は、10月23日、文部科学省「公私立大学を対象とした国際共同利用・共同研究拠点(特色ある国際共同利用・共同研究拠点)」の拠点として採択されました。

 本制度は、国際的に質の高い研究資源を有するとともに、優れた国際協力体制を構築する研究施設を文部科学省が国際拠点として認定し、また、国際拠点の共同研究を牽引する機能を強化するための重点支援を行うことを目的としています。
 ARCは、採択拠点として、国内外の学術研究機関の「ハブ」として国際共同研究を牽引することで、わが国の研究力の強化にも寄与することを目指します。

 ARCは、設立以来、有形・無形の文化資源(美術品や歴史的資料)のデジタル化を行うデジタル・アーカイブの分野にて、国際的に活動しています。特に欧米の博物館・美術館等に所蔵される文化資源の網羅的なデジタル化を継続的に推進する拠点として、大英博物館・ボストン美術館・メトロポリタン美術館といった世界有数の美術館の日本美術コレクションのデジタル化や共同研究プロジェクトを実施してきました。2014年から2019年までの間は、文科省「共同利用・共同研究拠点」に認定され、本分野の中核的活動拠点として国内外の機関・研究者に研究環境を提供し、高いレベルの共同研究を実施してきました。

 今後は、文化研究資源のデジタル・アーカイブによって、デジタル・ヒューマニティーズ型日本文化・芸術研究の加速化を実現し、かつオンライン・デジタル研究環境を全世界に提供すると同時に、各国に点在する日本文化研究拠点の活性化と連携を図り、日本芸術・文化研究の強化と進展を目指します。

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