12月12日(木)、衣笠キャンパスにて、本学客員教授である反畑誠一先生(音楽評論家)企画による、亀田誠治氏による特別講義「フリーでボーダーレスなイベント『日比谷音楽祭』のつくり方」が行われました。会場には、200名を超える学生が参加し、フェスづくりのノウハウや今後の音楽の未来を考えました。

 「日比谷音楽祭」は「フリーで誰もが参加できる、ボーダーレスな音楽祭」として開催されました。亀田氏は音楽祭の開催にあたり、世代という縦軸、ジャンルという横軸を意識し、幅広い年齢層とジャンルが融合した音楽祭を目指したということでした。
 そこで、音楽祭ではライブ演奏に加え、演劇や楽器体験、性別も国籍も世代も障害の有無も問わず、幅広い参加者同士で楽しめるスポーツイベントなど、音楽を起点に様々な体験ができるフェスを目指したとのことでした。
 また、音楽祭の実施にあたり、「『競合排除』を排除」を目指し、様々な競合する企業が一同に支援・参加できる仕組みのフェスを目指したとのことでした。

 講義では亀田氏自身が行われたフェスへの出演アーティストやスポンサーへの働きかけの秘話をはじめ、企画がどのようなスキームで設計されたのかなど、実際のフェスが作り上げられるまでの詳細な過程が解説されました。また、亀田氏は、「日比谷音楽祭」で導入されたクラウドファンディングに触れながら、今後のクラウドファンディングの在り方、クラウドファンディングと音楽作品の関係について、学生からの質問に答えながら説明されました。
 参加した学生たちは、普段は知ることができないフェスができるまでの姿を真剣なまなざしで聞いていました。

亀田誠治氏
講義を聞く学生たち

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