立命館大学発ベンチャー企業の株式会社三次元メディアに、産業革新機構、スパークス・グループ、三菱UFJキャピタルが出資を決定

2016.05.27 TOPICS

立命館大学発ベンチャー企業の株式会社三次元メディアに、産業革新機構、スパークス・グループ、三菱UFJキャピタルが出資を決定

 立命館大学発ベンチャー企業で情報理工学部・徐剛教授が取締役代表執行役社長を務め、世界初の3Dロボットビジョンシステムを開発・販売する株式会社三次元メディア(本社:滋賀県草津市)に対して、株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)とスパークス・グループ※(本社:東京都品川区、代表取締役社長:阿部 修平、以下「スパークス」)、及び三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:安藤 啓)が、INCJが8億円、スパークスが2.5億円、三菱UFJキャピタルが5000万円を上限とする出資を行うことを決定しました。
※スパークス・グループ株式会社が管理・運営する投資ファンド、未来創生ファンドから出資。

 工場の生産現場でよく目にする、ばら積みされた加工対象物から一つずつピッキングする作業(ばら積みピッキング)は、これまで、既定の動きしかできないロボットでは対応できず、人手に頼らざるを得ませんでした。株式会社三次元メディアは、産業ロボットの「目」と「脳」の研究開発を行っており、開発した3次元認識技術(3次元ビジョンセンサ)により、従来のプログラムでは決められた動きしかできなかったロボットが「目」の役割をする3次元ビジョンと「脳」の役割をするロボット制御に付加することで、ばら積みされた加工対象物の自動認識とハンドリングができます。

 今回の出資により、株式会社三次元メディアは量産化に向けた更なる技術開発および販売体制の強化を目指し、2016年夏までに東京に研究開発拠点を開設。同時に海外販売サービス体制を構築し、これらの事業を推進する人材採用にも注力する予定です。

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徐剛教授

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