2023年6月24日防災研修会

 昨年度より南笠東まちづくりセンターで開催されている南笠東学区災害対策連絡会議にて、合わせて行われる防災研修会で「滋賀・草津の水害・土砂災害」をテーマに、理工学部 藤本将光 准教授が講演を行いました。

 南笠東学区学区防災対策本部本部員の皆さんは資料を見ながら、『最近・過去の水害、滋賀県の水害の特徴、洪水災害とは、洪水に備えるために、琵琶湖について』と幅広い内容の講義を受けました。
 「近年、草津市では大規模な水害をもたらす洪水は起きていませんが、だからといって起こらないと言い切れるものではありません。水害災害時の避難についても、避難のタイミングを考えることが重要です」と藤本将光 准教授よりお伝えしました。
 また、琵琶湖は身近にありますが、「琵琶湖の流域に1mm雨が降ると、琵琶湖の水面はどれだけ上がるのか、100mmの雨が降った場合は水面がどれだけ上がることになるのか、琵琶湖からの最大放出量はどのくらいの量なのか、どのくらいの放出量でどれだけ水面が下がるのか」など、具体的な数値を表しながら講義が行われました。

講義の様子
クイズ形式の質問に答える様子

 講義の終盤に藤本将光 准教授は、「常日頃から役立つ情報を知ることが大切ですが、一番大切なことは、何より住民の皆さんと地域との連携が鍵であり、住民のみなさんが仲良くされていることが、助け合いにつながります」と言葉を結びました。

 受講された皆さんは「近年増えてきたゲリラ豪雨も、いつどこで発生しても不思議ではないため、日ごろの備えを考えようと思った」「わかりやすい言葉での説明と資料でとても勉強になった」「琵琶湖の放出量についての説明を聞くことが出来てよかった」と、安心された様子でした。

講義の様子
理工学部 藤本将光 准教授

 平常時に、防災についての様々な知識を得ることは、とても役立つと感じます。今後も地域の皆さんに有益な情報を提供するとともに、さらなる防災関連事業の推進に貢献できればと思います。

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