2024年2月23日(金)、常翔ホール(大阪府大阪市)にて、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の浸透及び理解促進・機運醸成を目的としたトークイベント「EXPO 2025『いのち輝く未来社会のデザイン』」を開催。大阪・関西万博の中核事業であるテーマ事業プロデューサーの河森正治氏(アニメーション監督)、宮田裕章氏(慶應義塾大学医学部教授)の2名と共創チャレンジに登録している団体3組がトークセッションを行いました。そこへ立命館大学カーボンマイナスプロジェクト学生2名(伊澤周平、間宮志帆)も登壇しました。

 トークセッション第一部では、第一線で関わっているテーマ事業プロデューサーによる対談が行われました。河森プロデューサーと宮田プロデューサーの万博との出会いや関わり、二人が担当するシグネチャーパビリオンについて、また最後には事前に寄せられた質問にお答えいただきました。 第二部では、テーマ事業プロデューサーと「TEAM EXPO 2025」プログラム参画学生によるトークセッションが行われました。「立命館大学カーボンマイナスプロジェクト」の伊澤周平(経営学部2回生)、間宮志帆(経営学部2回生)の2名が登壇しました。発表内では、カーボンマイナスとは何か、またその際に用いられる「バイオ炭」が環境面と経済面の両立が期待されているということが伝えられました。そして脱炭素社会を目指す上で必要となってくる「カーボンマイナスプラットフォーム」について、提供サイドと活用サイドの2つのサイドから詳細に説明を行いました。そしてこれまで行ってきた、広報活動について事例を交えつつ、大阪・関西万博との関わりについても伝えることができました。 同プロジェクトの2人は「これからも次世代にむけた広報活動を行い、環境配慮型の仕組みを作ることでカーボンマイナスが達成される未来創りに貢献します」という言葉で発表を締めくくりました。

  以前の活動でファシリテーターを行った際に感じた難しさを背景に、時間配分の工夫や人前で話すときに気を付けていることを河森プロデューサーにお聞きしたところ、「与えられているテーマに対してどこまで深く話すのか、また話す際には、知性ではなく、感情や身体に響くような話し方や内容に工夫している」とのアドバイスをいただきました。 また、宮田プロデューサーには、共創力を磨くためにしておくべきことについてお聞きしました。宮田プロデューサーは「モチベーションを含めたチームワークの中でテーマを共に創りながら考えていくことが大事になってくる」とお答えいただきました。



  これまで30名以上の学生が行ってきた「立命館大学カーボンマイナスプロジェクト」では「気候変動」「脱炭素」「生物多様性」「サーキュラーエコノミー」「ネイチャーポジティブ」など様々な万博のテーマと関わっており、活動を通して社会課題を考えるきっかけづくりや万博の機運醸成を図っています。 今後も万博連携推進本部や日本バイオ炭研究センターを中心として、立命館大学カーボンマイナスプロジェクトは行政や企業、団体など様々な背景をもつ人々と関わり合い、カーボンマイナスを達成したいと思います。
(文:経営学部国際経営学科 2回生 佐々木亮太)



トークイベント当日動画(01:17:33〜):


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