立命館理事長・総長新年のごあいさつ

2018.01.01 NEWS

立命館理事長・総長新年のごあいさつ

 みなさま、明けましておめでとうございます。
 2018年がみなさまにとって、健康で、幸せな年となりますよう、心から祈念申し上げます。

 グローバル化の急速な進展は、国境を越えてヒトやモノが自由に行きかう「世界に開かれた社会」へと、社会そのものを劇的に変化させています。また、少子高齢社会とともに、「ライフシフト=人生100年時代」が到来しつつあり、人生の複数のステージにおいて学びの機会をもつ時代がはじまっています。個人や社会にどのような知的成長の機会を提供できるのかという問いに対して、私たちは教育機関として解を見出すことが今まで以上に求められています。

 立命館は、多様性豊かな私立学校として、時代の要請に的確に対応する教育改革を進めることで、より高い段階の教育と研究を実現してまいりました。学園全ての学生・生徒・児童が「自分らしく」学び、成長し、また誰もが組織の一員として支え合うなかで「これまでにない」イノベーションを為しえる、インクルーシブな環境づくりをさらに進めてまいります。

 立命館大学では本年、国際関係学部において、学部単位では日本初となる共同学科をアメリカン大学と設置します。また、「食」を新たな学問領域として切り拓き、グローバルな視点をもって総合的に食をとらえる「食マネジメント学部」を開設いたします。さらには、世界有数の研究大学であるオーストラリア国立大学との間で、わが国初となる共同学士課程を2019年度に開設すべく、その準備を進めます。高度かつグローバルな教育・研究こそが、イノベーティブな人材を育み、国際社会への貢献につながると考えています。 立命館アジア太平洋大学(APU)は、出口新学長のもと、世界標準の教育・研究を展開する国際大学としてさらなる発展をはかり、日本の高等教育の国際化をリードしてまいります。京都・滋賀・北海道各地に所在する附属校においても、日本の初等・中等教育を牽引する学校としてさらに高い評価をいただくよう、努めてまいります。

 立命館は、これからも世界を見据えた質の高い教育・研究活動に取り組んでまいります。本学園への引き続きのご支援・ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

2018年1月1日
学校法人立命館
理事長 森島朋三
総長 吉田美喜夫

NEXT

2017.12.30 TOPICS

富士山女子駅伝5連覇達成 ~2017年最後のレースを有終の美で飾る~

ページトップへ