4月15日(月)、衣笠キャンパスにて、仲谷善雄総長・立命館大学長が、教養科目「日本の近現代と立命館」の講義を行いました。本講義は、複数の担当教員によるリレー講義により、学園の創設から今日に至る立命館学園の歩みや教学理念、将来に向けた課題などを歴史的・総合的に考察する講義です。仲谷総長は第2回目の講義を担当しました。

 仲谷総長は、立命館の理工系分野における教育・研究の歩みを振り返り、私学有数の理工系研究大学として、多くの研究成果を生み出している現状など、その特色や強みについて説明しました。
 また、「思い出工学」をはじめ、防災情報システム、観光ナビ、道路交通システムなど、自身のこれまでの研究内容について解説する中で、「ユーザーは誰で、どのような状況で、どのように困っているかを常に意識すること」が大切であり、ユーザーとの対話を通じて真のニーズを見つけ、それに応える技術を提案することの重要性を述べました。

 「新しい情報はどのように入手できるのでしょうか」という学生からの質問に対して、仲谷総長は「本当に新しい情報は、現場にあり、人にあります。幅広い情報を持ち、深い教養を身に付けた上で、多様な人と関係を深めながら情報を得ていくことが重要です」と答えるなど、講義終了後も活発な意見交換が行われました。仲谷総長による講義は、BKC、OICにおいても秋セメスターに実施される予定です。

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