教員紹介

地域研究学域

地域研究学域

持続可能な社会のための防災と環境保全の地理学研究
キーワード :
持続可能性、人間と環境、社会調査

村中 亮夫准教授

所属専攻:
地理学専攻
専門分野:
人文地理学、環境・災害研究
私は「環境」「防災」「地理」をキーワードに、持続可能な社会のあり方を研究しています。具体的に、①生態系や景観、文化遺産のような環境・文化財の価値評価をその保全に対する人間の選好に基づいてモデル化する研究、②災害に対するレジリエントな社会の構築のために有用な在来知(e.g.災害履歴、災害地名、前兆)の継承に関する基礎・教育実践研究を行っています。環境の価値や災害にまつわる在来知のように目に見えないものを掘り起こして可視化し、その可視化データに基づいて中長期的な視野から持続可能な社会を実践的・総合的に構想していく点に魅力を感じています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

地理学専攻には、地図や写真、旅行、登山、鉄道などを好む在学生が多いように思います。これらの趣味嗜好が大学での学びと何の関係があるのかと思うかも知れませんが、学問を修める時に実利的側面のみに目を向けるべからず。関心のあるテーマを大切に、広い視野からとことん究めて欲しいです。きっと皆さん自身の成長や社会の発展に繋がります。

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複雑な現象は地図化することで理解・解釈できる
キーワード :
GIS、デジタル人文学

矢野 桂司教授

所属専攻:
地理学専攻
専門分野:
人文地理学、地理情報科学
地理情報システム(GIS)を用いた歴史都市京都の研究
歴史都市京都の過去、現在、未来の町並みをコンピュータ上に再現した「バーチャル京都」を構築しています。Google Earthのように、インターネットを介して世界中を旅することができるように、タイムカプセルにのって時間次元を取り込んだ京都の時空間旅行を可能にしたいと考えています。
そして、情報技術と人文学(人文科学)が交差する研究・教育分野であるデジタル人文学に取り組んでいます。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

大学で「地理」を勉強するということは、国名や地名を覚えることではありません。地理学とは、そこに何があるかではなく、なぜそこにあるのかを考える学問です。

COLUMN

京都の地図と文化をデジタルアーカイブ化
時代と空間の架け橋に

地理学専攻

矢野 桂司

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地域研究学域

東南アジアの都市地域問題を研究
キーワード :
都市、東南アジア、日本

生田 真人教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
経済地理学、地域観光学
私は主に経済地理学を研究しています。経済活動のグローバル化が進展し、国境を越える経済活動が拡大してきたので経済諸科学の中においても、経済地理学が注目されています。その中でも、日本と東南アジアの大都市の経済発展と都市問題、都市政策と国家レベルの地域政策に関心があります。東南アジア諸国はいずれも個性的ですが、特にマレーシアとシンガポールというかつてのイギリス植民地であった場所に関心を持ってきました。最近は、インドシナ半島の諸国について研究を進めています。またこれらの研究とともに、大都市と国家の関係についての考察も進めています。

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受験生へのメッセージ

地域研究学域は、地域に関連するさまざまな研究分野を含む学際的な領域です。様々な学問領域に幅広い関心を持つ受験生を歓迎します。

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観光とポピュラーカルチャーに関する社会学的研究
キーワード :
ポピュラーカルチャー、メディア、モビリティ(移動)

遠藤 英樹教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
観光社会学、現代文化論
「観光は地域に何をもたらすのか」「観光はメディア文化やポピュラーカルチャーとどのように結びついているのか」「グローバルな現代社会の中で、観光はどのような役割を果たしているのか」「観光は文化をいかに変容させるのか」「観光地で私たちは一体、何を見て, どのような経験を手に入れるのか」「観光における『遊び』の要素は、現代社会に何をもたらすのか」――観光現象に関する様々な問いを、社会学的な視点から追求しています。このように理論やフィールドワークをふまえた人文・社会科学的な観光研究を展開していくことで、現代社会のあり方をラディカルに(根底から)問い直そうと思っています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

この世界は不思議(wonder)に満ちていて、だからこそ素晴らしい(wonderful)のだと思います。たくさんの好奇心をもって、この世界に目をこらしてください。そうすれば見慣れた風景でさえ色鮮やかに輝きだすかもしれません。誰かが準備した問いでなく、皆さんの好奇心から溢れる問いを大切にしてください。

COLUMN

メディアで変わる「観光」の最前線を追う


地域観光学専攻

遠藤 英樹

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近代の植民地朝鮮・台湾とカナダをめぐる移住漁民
キーワード :
漁業、カナダ、移民

河原 典史教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
歴史地理学、近代日本人移民史研究
近代における漁村の変貌、漁民の移動や転業に関する歴史地理学的研究に取り組んでいます。西南日本から朝鮮半島や台湾に渡り、魚類缶詰やカツオ節などの製造業の展開を研究しています。カナダで活躍した日本人漁民の研究も行なっています。19世紀末に渡加した彼らは、当初はサケ漁に携わっていましたが、やがて捕鯨業、塩ニシン製造業や造船業にも携わりました。映画『バンクーバーの朝日』では、資料提供や監修のお手伝いをしました。また、近代における海水浴場の成立、魚食文化と地域振興など、海をめぐるツーリズムにも興味関心があります。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

ゼミでは「水木しげるロード」「天空の城ラピュタ」の聖地巡礼、イチゴ・ナシ狩りなどの観光農園の成立、もみじ饅頭や梅ヶ枝餅などのお土産がテーマに選ばれています。みなさんも、先輩に負けないようフィールドワークに取り組んでください。

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観光から近現代社会を楽しく深く探究する
キーワード :
イメージ、移動、観光地

神田 孝治教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
文化地理学、観光学
観光は、楽しさ、憧れ、夢、欲望といったものと密接に関係した現象です。他なる場所にこれらと結びついたイメージが投影されるなかで、観光客が生じ、観光地が創造されるのです。また、観光地という場所は、観光客をはじめとする多様な移動を通じて創り出され、そして変化し続けています。そこで私は、観光客の地理的な想像力や、様々な空間的移動に注目して、観光地が社会的にいかに創造されているのか、またそれがどのように変容しているのかを研究しています。こうした研究は、観光という楽しさと関わるテーマを取り扱いながら、近現代社会の文化的・空間的な特徴を多角的かつ深く探究するものとなっています。

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受験生へのメッセージ

みなさんは旅が好きでしょうか。これまであまり関心がなかった人も、是非、いろいろな場所へ出かけてみることをお勧めします。いつもとは違う場所に行くことは、新しく興味深い体験や発見を生じさせる契機となります。こうしたなかで知的好奇心が芽生えれば、皆さんはもう学問を楽しめる学生になっています。

COLUMN

ツーリズムから読み解く社会。 楽しみのための場所を問う楽しみ。

地域観光学専攻

神田 孝治

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観光資源化のプロセスの研究
キーワード :
近代化遺産、産業観光

山本 理佳教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
文化地理学、景観論
産業施設、戦艦、廃墟、廃線跡、空き家…今やどんなものでも「観光資源」となりえる時代です。私は、あるモノが観光対象となっていくプロセスを研究していますが、とくに上記であげたような、無用の長物や嫌われモノが、観光の有用な対象となっていく過程はとても興味深いものです。たとえば廃墟は、負のイメージのノスタルジックな価値への転換や莫大な費用をかけた保存整備など、様々な社会的状況や地域社会の動きが絡みつつ、ようやく観光資源となります。そうした背景や要因を一つ一つ丁寧に追っていくこと、あるいはひも解いていくことが、社会や地域を知ることにつながります。

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受験生へのメッセージ

大学は自分の世界を広げるチャンスがもらえるところです。ただチャンスは自分からつかんでいかなければ活かせません。色々な事に興味を持ち、是非積極的に動いてみて下さい。

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ある時期、ある地域に、なぜ人々は住み始めるのか
キーワード :
新田開発、鷹場、入会地、地理情報システム(GIS)

夏目 宗幸特任助教

専門分野:
歴史地理学、地理情報科学
 私は、江戸時代に行われた新田開発をとおして、ある時期、ある地域に、なぜ人々が住み始めるのかを明らかにしたいと考えています。江戸時代は、戦国時代に終わりと告げ、農業社会とこれを支える商工業なども盛んとなり、人口も増えて行きます。土木技術も発展し、日本各地で新田開発が行われました。新田開発は、新しい耕作地を拓くとともに、屋敷、上水路、薪炭林、寺、神社、街道など、人々の生活のために欠かせない居住環境も整備されました。ときには町を作ることもありました。新田開発は、地理学において長い伝統を持つ研究領域です。これまでの研究の蓄積を振り返りながら、地理情報システム(GIS)の活用や、史料の再検証を行い、新たな発見をするべく取り組んでいます。

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受験生へのメッセージ

 大学は、皆さんが主役となって、蓄積された知見に新たな一歩を加えることのできる、魅力溢れる学びの場です。これまでに修得した知識を基礎とし、発見する楽しさを積み重ねてください。地理学は、”どこ”という問いかけから始まります。この手法を身につけ、社会のさまざまな問題に挑戦しましょう。

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