学長メッセージ

新2回生のみなさん
新入生のみなさん

2021年度、つながりを実感できるキャンパスライフに向けて

立命館大学
学長 仲谷善雄

 今年、立命館大学に入学された皆さん、保護者の皆様、そして受験生の皆さん。
 2020年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、私たちの日常を一変させました。とくに新2回生の皆さんにとって、入学式もなく、キャンパスでの出会いや交流の機会が大きく制約されたことは、言葉にできない程のショックだったと思います。
 私たちは、皆さんにキャンパスライフを楽しんで頂きたい、充実した学生生活を送って頂きたいと心から強く願っています。本日は、2021年4月からのキャンパスライフについて、立命館大学の決意を述べます。キーワードは「つながり」です。新2回生の皆さん、そして新入生の皆さんが、リアルなキャンパスで、新たな出会いや交流のひろがりを実感できるよう、様々な取り組みを進めていきます。

2021年度の授業、学生生活 -リアルな「つながり」の実現

 立命館大学が目指すのは、新しいキャンパスライフです。キャンパスでのリアルな交流を第一に、サイバーでキャンパスライフを飛躍的に向上させます。学生の皆さんの多様なニーズや条件に応え、学びへのアクセシビリティを高め、「誰もが、いつでも、どこでも、学び・学び合える環境」を提供します。
 友人との出会いや交流を深めるうえでも大切な機会である、基礎演習やゼミナール、語学、実験実習などを対面で実施します。教室棟や図書館に備えられた学び合いのスペース(ラーニング・コモンズ)の利用も可能です。また、課外自主活動は、200を超える団体がキャンパスでの活動を予定しています。国際交流、就職活動についても、大学として、また学生同士のピア・サポートとしても、充実を図っています。
 もちろん、リアルな「つながり」を実現するためには、感染防止策の徹底が大前提です。すでに立命館大学では、教室や食堂の設備の抗菌対策、換気空調システムの増設・改修、教室でのソーシャルディスタンスの確保、食堂での飛沫防止パネルの設置、自動検温システム、キャンパスでのPCR検査などを推進しています。

立命館版キャンパスDXプラットフォーム

 立命館大学では積極的にサイバー技術を取り入れ、新しいキャンパスライフを実現します。

学びのDX
 キャンパスの中でも外でも、WEB授業を効果的に利用できます。オンデマンド教材による反復学習やWEB交換留学によるグローバル教育など、学習をバージョンアップする「学びのDX」です。リアルかWEBかという二項対立にとらわれず、サイバーの優れた点を取り入れた学びの環境です。

ピア・サポートのDX -Ritsumeikan Cyber-Campus
 学生がクラブ・サークル、オリター(新入生支援組織)にオンラインでアクセスし、交流するプラットフォーム「Ritsumeikan Cyber-Campus」を、学生と大学が連携し立ち上げます。まずはクラブ・サークルの情報発信からスタートし、新入生と在学生、学生相互がコミュニケーションできるプラットフォームです。

 この新しいキャンパスライフを「7つの宣言」としてまとめました。皆さんには、新しい学びのスタイルで、複雑化する社会課題に挑戦してほしいと思っています。
 立命館大学は、誰もが「立命館で学んでよかった」と言えるよう、ワクワクするキャンパス環境を整備し、皆さんの学びと学生生活を支えていくことをお約束します。

※新型コロナウイルス感染拡大の状況による政府・自治体等の対応と本学のBCPレベルにより授業や施設利用等は変更することがあります

新たなキャンパスライフをつくる7つの宣言

写真イメージ

※今後の感染状況により、この方針を変更する場合があります。