地域とともに、学際的視座からよりよい社会の在り方を追求する

概要

社会システム研究所は、広く社会システムに関する研究調査 を行い、学術文化の向上に寄与することを目的として、1998年、経済学部・経営学部のびわこ・くさつキャンパス(BKC)への移転を機に設置されました。本研究所では設置当初より、人文社会科学分野における総合的な共同研究の実践を重視しており、BKC のキャンパスコンセプトであった「文理融合」の理念とともに、学際的な研究を推進してきました。このため研究テーマはいわゆる狭義の社会システム論あるいは理論・政策・歴史という古典的範疇に留まらず、政治・経済・文化・地域・福祉・健康など広範な研究課題を扱っているのが特徴です。

2020 年以降、コロナ禍で経済活動の在り方が見直されており、地域における取り組みが注目されるなど、社会の在り方は大きな転換期を迎えています。社会システム研究所はBKCにおける唯一の人文社会科学系の研究所として、文系的基盤を下支えせんという意気込みのもと、旺盛な活動を進めていきます。

研究活動

本研究所の活動の柱は、①学内公募形式のプロジェクト研究、②紀要『社会システム研究』の発行、③シンポジウムや研究会の開催、の三つです。

学内公募形式のプロジェクト研究

プロジェクト研究は、研究所を牽引するような特色ある研究を育てるべく学内公募形式で実施しています。研究者が自主的にプロジェクトを立ち上げ、研究所の目的に沿った基礎研究や社会のニーズに立脚した応用研究を行っており、これまでに多くの成果が生み出されてきました。

紀要『社会システム研究』の発行

紀要『社会システム研究』は1999 年3月に創刊され、これまでに40 号以上を発行し、150 本以上の査読論文、そして多くの査読研究ノートや調査報告を世に送り出してきました。厳格な査読制度を導入しており、研究所内のみならず幅広く学内外の研究者による投稿論文を集める雑誌に成長しました。

シンポジウムや研究会の開催

シンポジウムや研究会は、研究成果発信および学内外との意見交換の場として定期的に実施しています。シンポジウムではこれまで実証研究、優れて現代的な話題、そして学界における主題や地域課題などについて議論してきました。シンポジウムは原則、公開実施としており、教職員や大学院生のみならず広く学部生や市民の方々も参加可能です。研究会においても若手研究者を正式メンバーとして迎え入れるなど、社会的課題を取り扱う研究所として、常にオープンなアカデミズムを大切にしています。


これらの活動は非常勤の研究者や大学院生の研究活動を支える役割も担っており、新進研究者のキャリアパスに対する貢献も研究所の役割の一つと考えています。

お問い合わせ

立命館大学 研究部 BKCリサーチオフィス 内
社会システム研究所事務局
〈開室時間:平日10:00-11:30、12:30-17:00〉
TEL:077-561-3945
FAX:077-561-3955
E-mail:social-s@st.ritsumei.ac.jp

ページトップへ