第8回ガーデニング講座背景

第8回ガーデニング講座を開催

第8回ガーデニング講座を開催しました

2015年11月14日土曜日に第8回ガーデニング講座を開催しました。

講師はガーデンデザイナーの高田昇立命館大学客員教授、
アシスタントは、ガーデナーで一級造園施工管理技士の嶋かずみ氏、佐賀裕香氏です。

当日は少雨という足元の悪い中での開催でしたが、会場となったラーニングシアター C373には定員となった約60名の方にご参加いただきました。

今回の講座のテーマは「寄せ植え」です。
会場内には、各テーブルに花苗・土・鉢がセッティングされ、
(1)ガーデニングにもっと季節を取り入れる、(2)「バルコニーガーデン」を素敵にするコツを身につけよう
(3)みんなで「寄せ植え」をつくろう!  をプログラムに講座が始まりました。 

 

寄せ植え講座の前半は、当日配布された資料にもとづいて、高田先生から季節を取り入れたガーデニングのお話です。

八季のガーデンをテーマに、ガーデニングにもっと季節を取り入れるコツ、和食に象徴される日本人の精神を体現する社会的習慣、日本各地の気候に応じて季節を表現する際にどんな工夫が効果的かポイントを教えていただきました。

 

「バルコニーガーデンを素敵にするコツを身につけよう」では、バルコニーの空間・環境を考えたバルコニーガーデン成功のコツが紹介されました。
空間づくりには、バルコニーの機能を第一に考え、日常生活で使う基本的なスペースの確保が必要です。
風当たりを考慮し、水やりで乾燥しやすい環境を防ぐこと、季節や向きによって大きく変わる日当たりの変化に応じた対処をすること、薬剤・肥料の取扱い・水やりや土ぼこりの多い掃除の際には、近隣への配慮を行なうことが花を上手に育てることに繋がります。資料では、鉢やプランターの古い土を上質な土に再生する方法から植え替えや菜園を簡単に作る方法、ベランダの排水口の取り扱い、留守中の水やりについて取り上げられ、参加された皆さんはイラストを参考にしながら見入っていました。

    
中盤では、ベランダの雰囲気をセンスアップさせる工夫の仕方として、バルコニーガーデンのアレンジ方法を学びました。トレリスを使用した立体的なディスプレイ・シェードとしての活用法、ウッドデッキ・タイル・レンガなど床のマテリアルでイメージチェンジする方法、ベンチ・テーブルアンティークグッズを効果的に活用する方法などの具体例をもとに、
いつでも誰にでもできるガーデニングのコツについてお話しいただきました。

後半はいよいよ寄せ植えの実践です。

  

寄せ植えコーディネートの基本ルールは、植え込み植物の特性を知り、成長する姿をイメージして植物を決定することです。カラーコーディネートと上手なグリーンの組み合わせにより、センスアップもはかります。
寄せ植えに最適なのは、長く楽しめる宿根草、夏季にも強い植物、手間のかからない植物を入れることです。
今回の寄せ植えに用意したのは、葉ボタン、ビオラ、ネメシア。どの花も育つ段階で広がっていく植物ですが、水やりは
同等で良いなど、管理のしやすさも特徴です。
葉ボタンはお正月に向けて、3色のカラーで準備されました。急激に大きくなるので、お正月が過ぎたら抜いても良いなど、管理のコツも教えていただきながら、みなさん各自持参した道具を持ち寄って、寄せ植えを開始しました。
各テーブルの参加者のみなさんは和気あいあい相談しながら、寄せ植え鉢を造っていきます。
高田先生をはじめ、講師のみなさんも各テーブルを回り、ポット苗の選び方・植え込み方、根が回っていた時の対処法、鉢に入れる土の量などを説明しながら、様子を見てアドバイスしていました。

 

    
おわりに
 
資料の最後では、ガーデニング初心者にもわかりやすいように花がら摘み、切り戻しなどの「ガーデニング用語」交えた解説をはじめ、寄せ植え後の手入れに役立てる情報がまとめられています。
今回の講座では「寄せ植え」という実技を通して、より美しく元気にするための普段の手入れから空間づくり、花の組み合わせ方まで学んでいただきました。ぜひ今後のガーデニングにお役立てください。

 


●今回の第8回ガーデニング講座の資料についてはこちらをご覧ください●


今後の講座や企画については、決まり次第、当ホームページでお知らせいたします。
 
ガーデニングクラブ「トレフル」の入会についてと、ガーデニングプロジェクト関連記事はこちらからご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/community/local.html/

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