10月22日(日)大阪いばらきキャンパス(OIC)にて国際交流フェスタ「Asia Week 2023」が開催されました。60を超える出展や企画が行われた今回。立命館大学万博学生委員会「おおきに」や、留学生、Beyond Border Plaza (BBP) マネジメントスタッフ ※1、英語基準学部・コース※2(アメリカン大学・立命館大学国際連携学科(JDP)、政策科学部Community and Regional Policy Studies(CRPS)専攻、グローバル教養学部) の学生らなどを中心に、2025年に開かれる大阪・関西万博に関連した企画も実施されました。

 フューチャープラザ2F・R-AGORAで開催された他大学との連携イベントには、立命館大学万博学生委員会「おおきに」をはじめ、大阪大学の学生団体「a-tune」、立命館大学生ほか他大学生からなる「WAKAZO」、大阪公立大学の学生団体「V-station」、甲南女子大学の学生団体「T×SDGs」の学生が登壇。

 第一部「死生観~死からいのちの輝きを考える~」は、「あなたの思い描く、最期に残したいLAST WORDSは?」という問いから始まりました。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の根幹ともいえる「いのち」について、「生きる」ではなく「死ぬ」ことから考えるというユニークな発想から生まれたこの企画。考案者のひとりでもある「WAKAZO」前代表の飯塚さん(立命館大学 政策科学部2回生)のLAST WORDSは「やっと死ねる」。過去に難病を発症し、今なお病とともに生きる飯塚さんは言います。「最期の瞬間にそう思えるよう一日一日、一瞬一瞬を大切に生きる。そんな想いが込められている」。第二部では「生理と性教育」をテーマに個々の経験やフェムテック的観点からの意見などが述べられ、日本がこれらの点においては後進国家であること、具体的改善点などについて議論されました。



 午後からは、フューチャープラザ3F・コロキウムで「EXPO2025国際交流シンポジウム」を開催。経営学部や政策科学部の国内学生や、本学留学生や政策科学部Community and Regional Policy Studies(CRPS)専攻、アメリカン大学・立命館大学国際連携学科(AU-RU Joint Degree Program)、グローバル教養学部(GLA)の国際学生(留学生)学生などなどが対面で参加し、オンラインでアジア太平洋大学(APU)の学生とも繋ぎながら、異なる文化や背景をもつ学生らが、全編英語でディスカッションしました。



 第一部は「What should humans learn in the era of AI? (AI時代に人類は何を学ぶべきか?)」、第二部は「For diverse cultures to resonate and co-create cultures for the future, what do we do?(多様な文化が共鳴し、未来の文化を共創するために我々は何をする?)」がテーマ。冒頭の司会者および登壇者の紹介のあと、「大阪・関西万博」の概要が説明され、各テーマに基づくあらゆる問いが投げかけられました。司会を務めたベトナム出身のTRAN Khanh Linhさん(立命館大学政策科学部Community and Regional Policy Studies(CRPS)専攻4回生)や、日本出身でオーストラリア育ちのLEFFERS Yutaさん(グローバル教養学部4回生)をはじめ、アメリカ 、オーストラリア、ドイツ、中国、ニュージーランド、バングラデシュ、メキシコ、日本…と生まれ育った環境や居住経験などがまるで違う登壇者らによる意見交換の様子は、まさに異文化交流であり、異文化理解につながるといえるでしょう。会場にはお子様からシルバー世代まで幅広い世代の方がおみえになり、登壇者が来場者に意見を訊くインタラクティブなシーンもみられ、実に意義深いイベントとなりました。



 そのほかフューチャープラザ2Fの教室と屋外では、万博学生委員会「おおきに」の5グループがブースを出展。食、教育、多様性・異文化理解、異文化交流、コミュニケーションといった様々な社会課題をテーマにした企画を実施しました。「サスティナブルな食卓づくり」を目指し、食の社会課題に取り組む「SusTable」は、大豆でできた代替肉を使用したガパオライスを100食限定で販売。



 「多様性・異文化理解」班は、子どもから大人まで様々な人が楽しめる遊び、「すごろく」を実施。参加者からは、「世界旅行を体験できた」というご感想をいただきました。「毒」をテーマにした「CWA(Communication With Anyone)」班のブースでは、毒にまつわるクイズから対話が生まれるよう、展示方法にも工夫が施されていました。各ブースとも、来場者とコミュニケーションをとりながら、大人も子どもも楽しみながら学べる企画を展開。2025年に向け、万博の機運醸成につながるイベントになったのではないかと思います。今後もOICでは、万博を盛り上げる各種イベント、プロジェクトを企画し、万博会期中含め、学生たちの「いのち輝く」機会を創出して参ります。

※1:BBPマネジメントスタッフとは…国際交流や語学学習を目的としたコモンズ Beyond Borders Plaza(以下、BBP)で各キャンパスのグローバル化に繋がる活動を行っている学生スタッフ。

※2:英語基準学部・コースとは…英語で全ての授業が行われ、学位を取得できる学部やコース。本学では、国際関係学部グローバル・スタディーズ専攻、アメリカン大学・立命館大学国際連携学科(AU-RU Joint Degree Program)、政策科学部Community and Regional Policy Studies(CRPS)専攻、情報理工学部Information Systems Science and Engineering Course(ISSE)、グローバル教養学部(GLA)がある。

NEXT

2023.11.11 TOPICS

アメリカンフットボール部PANTHERS、関西学院大学FIGHTERSに敗れる

ページトップへ