2023年12月18日(月)、立命館大学 大阪いばらきキャンパスをメイン会場に、衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパスとオンラインにて、本学学生を対象に「万博基礎講座」が開催されました。現在、万博学生委員会「おおきに」には120名ほどの学生が所属していますが、今回この講座に申し込んだのは、3キャンパスで対面、オンライン合わせ、116名。その大半が「おおきに」所属メンバー外ということで、大阪・関西万博への関心の高さがうかがえました。

「万博に興味はあるけれど、どうやって参加できるのかわからない…」「自分が万博に関わるイメージがもてない…」「万博って結局何がすごいのか、よくわからない…」このような学生を対象にした今回の講座。大阪大学2025年日本国際博覧会推進室副室長の新藤一彦氏と、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会から深澤一宏氏と澤田有希子氏を講師に迎え、開催しました。

 

 まずは、本学の万博に向けた取り組みや、協賛している「いのちの遊び場 クラゲ館」などについて、本学万博連携推進本部事務局より説明があり、その後、新藤氏が登壇。万博には大きく分けて、登録博覧会と認定博覧会の2種類があるといった基本情報から、1970年の大阪万博、2021年のドバイ万博などについて自身の経験も交えながら語られました。「70年の大阪万博では、ファミリーレストラン、回転ずしなどが登場した他、ワイヤレステレホン、電気自動車、動く歩道など現在の私たちの生活が便利になる「きっかけ」が展示され、数々のハードがレガシーとして残っているが、2025年の大阪・関西万博では、ドバイ万博から始まったテーマウィークを継承、発展させ、世界との対話から生まれるソフトがレガシーとなるだろう」と新藤氏。



 また、大阪大学における万博に向けての取り組みと、本学学生団体「おおきに」との関わりについても言及。「音楽で人と繋がり、紛争や分断のない世界を目指す『a-tune』という大阪大学の学生団体と『おおきに』の学生は、これまでに数々のイベントに共に取り組んでいて、非常に仲が良い。彼らも万博がなかったら立命館大学 の学生とこんなに仲良くなることはなかっただろうと言っている。いろんな人と繋がることができるのが万博。万博は、この時代に生きているアナタだけに与えられたチャンス。見るだけじゃつまらない。一緒に参加しよう!」と学生たちにエールを贈りました。



 博覧会協会の深澤氏と澤田氏からは、会場のイメージ動画や、パビリオンの建設状況が画像と共に紹介されたほか、「TEAM EXPO 2025」プログラムについても詳しい説明がありました。「TEAM EXPO 2025」プログラムには「共創チャレンジ」という参加方法があり、2023年12月時点で約1500件の登録があります。 共創チャレンジの申請要件は、「自分達がワクワクする、未来をよりよくするアクションであること」と、2人以上のメンバーで共創していること。無料で登録できるので、参加のハードルは高くないと両氏。また、万博会期中には「TEAM EXPOパビリオン」でステージ発表や出展できる可能性もあるとのこと(有料)。これらの説明を受け、最後は学生オフィスの職員より具体的なアクション方法が提案されました。



 本学でもすでに「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録している団体が複数ありますが、今回の講座を受けて今後「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ登録団体が益々増えることを期待しています。参加学生からは「見るだけでなく参加したい気持ちが増した」「行動することが大切という想いが高まった」と前向きなコメントが寄せられた今回の講座。今後も大阪・関西万博に向けた機運醸成と共に、学生の潜在的ニーズに応えるべく講座やイベントを企画して参ります。

   

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