学校見学の様子

新しい分野でのカスタムプログラム

 立命館大学国際部OIC国際教育センターは、2018年5月30日(水)から2018年6月8日(金)まで、中華人民共和国・山西師範大学(Shanxi Normal University)で学ぶ学生30名、教員5名を大阪いばらきキャンパス(OIC)で受け入れ、教育分野の短期研修プログラムを実施しました。

 同大学は2011年から毎年、成績優秀な学生を20~30名海外に派遣し、先進的な教育制度を学習、体験するプログラムを実施しており、今回、創立60周年の記念となる研修先として、立命館で研修が行われました。

 OICでは2015年のキャンパス開設以降、毎年夏季と冬季に経営分野での短期研修プログラムを実施していますが、今回実施した教育分野のプログラムは、中国で教員を志す学生向けの、新たなカスタムプログラムとなりました。プログラムは、教育分野の講義を主として、立命館小学校訪問、立命館中学校・高等学校訪問、企業見学、文化体験で構成されました。プログラムには、留学生と本学学生バディとの交流の機会が多く盛り込まれましたことも大きな特徴です。研修団は、2018年3月に完成した6人1ユニット制のOICインターナショナルハウスに宿泊するという点においても従来とは違うプログラムになりました。

プログラム中に留学生のサポートを行う本学バディとの交流

OICインターナショナルハウスでの留学生、バディ、寮生との交流
OICインターナショナルハウスでの留学生、バディ、寮生との交流
バディによる中国語講座
バディによる中国語講座

 本プログラムでは、46名で組織された本学の学生バディが留学生の日本での生活のサポートにあたり、パーティーの企画やOICインターナショナルハウスにて山西師範大学の留学生と同ユニットへの宿泊もしました。それ以外にもバディの自主活動として、プログラム開始までの準備として、本学の中国人留学生バディによる日本人バディへの中国語講座や、複数回にわたるミーティングにて企画の準備が行われました。プログラム期間中には、プログラムの自由時間での観光企画、OICインターナショナルハウスでの「食」を通じた留学生、バディ、寮生との交流企画などで、短い期間の中でバディと留学生の交流が存分に繰り広げられました。バディと留学生は英語や中国語での交流を通じて、異文化理解に努め、お互いに良い刺激を得ることができました。

教育分野の講義・附属校訪問

講義の様子
講義の様子
小学生による英語での小学校案内
小学生による英語での小学校案内

 教育分野の講義においては、教育・学修支援センターの沖 裕貴教授による高等教育に関する講義、教職教育総合センターの山内 清郎准教授による教職教育に関する講義が行われました。留学生は非常に熱心に講義を聴講し、講義終了後も、教員を囲んで質問が相次いで出されました。

 附属校訪問では、授業見学や施設見学を通じて、教育に関する質疑応答が活発に行われました。立命館中学校・高等学校では高校生の中国語の授業へ参加をし、高校生と留学生1:1での会話、立命館小学校においては、児童による英語でのキャンパスツアーや小学生との授業内の英語での交流、留学生から小学生への簡単な中国語レクチャーが行われました。小学校訪問の終盤には、児童から留学生へ歌が贈られ、別れの寂しさから涙を流す留学生もいるほどでした。

 今回の研修を機に、山西師範大学と立命館との友好を深め、今後も国際教育センターでは、海外の大学からのニーズに応え、様々な分野での研修受入などを通じた交流を積極的に展開していきます。

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