2月4日(火)、大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)にある立命館大学分林記念館で、多文化共生ワークショップを開催しました。

 このワークショップは、「違いを知ること、受け入れること」をテーマに、異なる立場の人々に対して理解を深め、共に生きるために自分たちは何ができるか考えることを目的として、地域の茨木市立養精中学校からの依頼を受けて、立命館大学OIC国際教育センターが協力し、実施したものです。

 茨木市立養精中学校の1年生・約40人が参加し、立命館大学からは、本学で学ぶ留学生のピアサポートをしている国内学生と留学生の6人が各グループのファシリテーターとして参加しました。

 ワークショップではそれぞれのグループに分かれ、留学生が出身国の文化や経験について語り、国内学生は留学生との交流や自身の留学経験について話しました。そして、中学生たちからは、「多文化共生社会について、どう思うか」、「母国では、住みやすい社会にするために、どのような取り組みがなされているのか」など様々な質問が出ました。
 質問を受けた立命館大学の学生たちは、「育ってきた環境が異なれば、モラルも違うし、言葉も違う。多様性があって、様々な違いがあるからこそ生まれるものがある」「住みやすい社会にするためには、地域との深いかかわりが大事」であると、それぞれの経験を踏まえて力強く答えました。

 最後に、中学生たちに向けて、立命館大学の国内学生からは「異文化や多文化に興味を持ってくれて嬉しい。これからも多文化共生について、たくさん学んでいってほしい」、留学生からは「このような機会に、自分の国について、知ってもらえて嬉しかった。卒業したら、自国に帰って働くので、もし私の国に来たら、ぜひ私を訪ねてください」とメッセージが送られました。

 参加した中学生たちからは、「異文化や多文化に関する話が直接聞けて、楽しかった」「いろんな国の文化や違いを知れて、とても勉強になりました」という声があがりました。

 ワークショップが開催された立命館大学分林記念館の1階フロアは、一般の方々でも利用できるオープンスペースとなっています。
 立命館大学は、今後も引き続き地域社会も含めた学園内外の多くの方々に出会いや気づきの場を提供し、国際交流や国際理解を促進する役割を果たしてまいります。

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