映像学部 オンライントークショー「映画制作の舞台裏~1つの映画が世に出るまで~」を開催

2021.03.24 TOPICS

映像学部 オンライントークショー「映画制作の舞台裏~1つの映画が世に出るまで~」を開催

 1月14日(木)、映像学部は、映画監督・瀧川元気氏(映像学部1期生)、株式会社 電通エグゼクティブプロデューサー・中西康浩氏、株式会社 SDP配給統括プロデューサー・福田済氏を招き、2020年10月に全国で公開された映画『鬼ガール!!』について語るオンライントークショー「映画制作の舞台裏~1つの映画が世に出るまで~」を開催しました。
 本企画は映像学部の授業である「プロデュース実習Ⅱ」(担当教員:中村彰憲教授)の受講生22名が主体となり、企画立案から広報、運営まで一貫して取り組んだ企画です。

瀧川元気氏
瀧川元気氏
オンライントークショーの様子
オンライントークショーの様子

 『鬼ガール!!』は、瀧川氏の出身地である大阪府河内長野市が撮影の舞台となり、郷土愛を育み、経済波及効果を目的とした「地方創生」がテーマに掲げられました。
 瀧川氏は映画制作を振り返り、「今まで知らなかった地元のおもしろさや魅力を発見する機会になりました。こうした映画を通して、舞台となった土地に行ってみたい、その地の空気を感じたいと足を運ぶきっかけになって欲しいと思います」と語りました。
 さらに、「撮影では、地域全体が一つの映画を作り上げようと、まるで文化祭のような雰囲気となり、個々に独立したコミュニティが徐々に垣根を越え、一体感が生まれたように感じました。この動きが地方活性化にとって重要なのではないかと思います」と語りました。
 また、中西氏は「おもしろさは一地方の映画が全国で話題になることです。地方の認知向上だけでなく、中長期的なビジネスの好循環が生まれる可能性もあると思います」と地方創生映画の展望を述べられました。
 一方で、福田氏は映画配給の視点から、「動員観客数などの数字も重要ですが、地方創生映画の配給には、監督の思いや地域の盛り上がりが重要になってきます。その思いに答えるべく、映画館と足並みをそろえ、映画館で観たいと思える仕掛けを練ることを重要視しています」と語りました。

 最後に、瀧川氏から学生に向けて、「夢を持ち続け、それを語ることが大事だと思います。そして、自分の人生を自分の決定権で切り抜ける経験を重ね、夢や目標を実現するために、今日という一日を一所懸命に生きてください。それが明日につながっていきます」とエールが送られました。

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