10月2日(土)、2021年度立命館学校教育研究会秋季大会を開催しました。

 立命館学校教育研究会は、立命館の校友教員や附属校教員、教職員などの教育実践交流や研究活動の取り組みを推進し、広く日本の教育界に貢献することを目的として2006年に設置しました。

 今年度の秋季大会は、「ケーキが切れない少年はなぜ非行に走るのか?-学校教育における多職種連携のあり方を探る-」をテーマに開催し、400人近くの方々がオンラインで参加されました。

 本学産業社会学部・人間科学研究科の宮口幸治教授による基調講演では、「ケーキの切れない非行少年たちと頑張れない子どもたち」というテーマで、境界知能とされる子どもたちへの支援の重要性とその方法についてお話がありました。

 続くシンポジウムでは、北海少年院紫明女子学院の鈴木育美氏およびはままつ共同法律事務所の栗田芙友香氏より、「司法・矯正の実践から考える学校教育と多職種連携の未来」というテーマで、法務教官・弁護士としての実践を通して見えてくる課題と他職種連携の可能性について話題提供がありました。

 参加者からは、「今後の教育活動に生かせる貴重なお話ばかりだった」「教育業界で勤務する者として広く知識を得ることができた」「支援者同士のつながりの大切さを改めて学ぶ機会となった」といった感想が寄せられ、実りの多い研究大会となりました。

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