玉川小学校出前運動教室

びわこ・くさつキャンパス近隣の草津市立玉川小学校6年生児童への出前運動教室を行いました

 スポーツ健康科学部 塩澤成弘 教授と、理工学部 岡田志麻 准教授により、今回、理科と体育を融合させた内容で、自律神経の働きをテーマに各クラス30分間、体育館にて授業が行われました。

 最初に、自律神経は、呼吸や血液の循環に大切な役割をもっていること、心臓が規則正しく動いているのは自律神経が機能していることなど、岡田志麻 准教授より児童の皆さんへ、わかりやすい簡潔な講義がありました。
 運動によって変動する一人ひとりの心拍数の計測や、心理的要因によってもどれだけ心拍数が動くのかといった、通常の授業とはまた違う内容で児童の皆さんにとっても興味深いものとなりました。

児童の皆さんへ講義をする岡田志麻准教授
児童の皆さんへ講義をする岡田志麻 准教授
なわとびの様子
30秒間縄跳びをしました。
タバタトレーニングの様子
30秒間タバタトレーニングをしました。

 心拍数が計測できる腕時計をそれぞれ児童に装着してもらい、iPodを同期していよいよスタートです。まずは、平常時の心拍数を計測しました。普段、心臓が当たり前に動いていることになかなか意識することはありませんが、こうして数値で目にすることによって、新鮮な驚きがあったようでした。自分の平常値がわかったところで、次は30秒間なわとびを実施しました。また、別のクラスは30秒間のタバタトレーニングの実施をしました。運動後にどれだけ心拍数が上がったか、ドキドキしている感覚を数値化することがとても面白いようでした。

 

トランプをする様子
心拍数をみんなで見ながらダウトをしました。
トランプをする様子
ダウトの掛け声で盛り上がりました。
トランプをする様子
トランプをしながら心拍数の数値を熱心に観察していました。

 その後は、いくつかのグループに分かれてトランプゲーム・ダウトをしました。笑顔でトランプをしながら実はドキドキしていたり、ワイワイしているようで実は平常心であったり、計測した児童のみなさんは「面白い!」「こんなに数字が高くなってる」「あんまり変わらない」とさまざまな様子でした。

 30分という短い時間ではありましたが、児童の皆さんはとても楽しかったようで、自分の体の仕組みにも目を向けるよい機会となりました。このような近隣小学校との学習連携を、これからも担っていけるよう努めていきたいと思います。

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