イタリアに行かないイタリア実習 開催

 9月6日~11日、食マネジメント学部の正課外プログラム「イタリアに行かないイタリア実習」を開催しました。石田雅芳教授(食マネジメント学部)のコーディネートのもと、食マネジメント学部の学生14人が国内外の専門家からイタリアと食に関する講義や調理の実技指導を受けました。

 「イタリアに行かないイタリア実習」は、新型コロナウイルス感染拡大を受けイタリアへの渡航が難しい状況下においても、イタリアと食についてオンライン(イタリアと生中継)と対面(びわこ・くさつキャンパス)を活用して学ぶ取り組みです。学生はイタリア語を学ぶことはもちろん、特別講師として、イタリア菓子職人の岩本彬氏やIMAYA Kyoto & Coffeeオーナーの今井直人氏、世界ナポリピッツァランキング20位の小田原学氏、中熟成肉専門店中勢以の加藤謙一氏、株式会社イタショクの福村直氏など、食のスペシャリストからイタリアと食に関するさまざまなレクチャーを受けました。また、オンラインを活用した講義では、食マネジメント学部と提携するイタリア食科学大学の講師らから、生物多様性や昆虫食をテーマにした講義もリモートで行われました。

 さらに、本プログラムでは、日本の大学で初となる「アカデミックテーブル」も昨年に引き続き実施。リストランテナカモトの仲本章宏シェフやビーガンシェフの杉浦仁志シェフ、京都吉兆の徳岡邦夫総料理長に、キャンパスの厨房を使って出張料理を振る舞っていただきました。
※アカデミック・テーブル(Tabole Accademiche) イタリア国内外の著名なシェフが、キャンパスの学生食堂で料理を低額で提供し、午後は講義や討論などに参加して学生と交流するプログラム。

 コーディネーターの石田教授は、「リモートでイタリアのリアルな食文化を体験してもらおうと思っていました。リモート教育2年目の挑戦ですね。10年ぐらい経ったあとに、食マネジメント学部では、コロナ禍でも海外と繋がって学生たちに学びを提供していたんだと振り返りたい」と思いを寄せました。

 また、プログラムに参加した溝上藍さん(食マネジメント学部2回生)は、「プログラム全てが印象に残っていて、日本なのにイタリアにいるような気分になりました。石田先生はじめ、講師には日本人の方も多くて(イタリア語ができなくても)イタリアの食文化に関する質問ができ、聞きたいことを全部聞けました」とプログラムを振り返りました。

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