陸上競技部・山本亜美選手が京都のジュニアアスリートに講演を実施
京都府で未来のトップアスリートを育成することを目的として実施されている『京の子どもダイヤモンドプロジェクト「京都きっず」育成プロジェクト』にて、2023年1月8日(日)、立命館大学女子陸上競技部の山本亜美選手(スポーツ健康科学部2回生)が特別講師として講演を行いました。
本プロジェクトは、未来のトップアスリートを目指す京都の小学3年生~中学3年生の児童・生徒を対象に、発掘・育成プログラムを通して社会の発展に貢献できる人材の育成を目指し、京都府が取り組んでいる事業で、立命館大学は、対象選手のコミュニケーション能力の向上やオリンピック教育等を行う「インテレクチュアルプログラム」において、本プロジェクトに協力しています。
今回、実施された「インテレクチュアルプログラム」では、昨年担当した壹岐あいこ選手に引き続いて、女子陸上競技部より、第105回(2021年)・第106回(2022年)陸上日本選手権女子400mH優勝、女子4×400mリレー優勝メンバーである山本選手が講師として「トップアスリートから学ぶ」と題し、競技と勉強の両立、日々競技と向き合うなかで大切にしていること等の講演を行いました。
講演では、山本選手が陸上競技のみならず、日々の生活で大切にしている3つの言葉を紹介しながら、「なりたい自分を明確化すること、目標の実現に向けた努力の重要性、周囲の人への感謝の心」などを、自らの具体例をわかりやすく紹介しながら説明しました。
また、講演の後は、山本選手が実際に取り組んでいる目標設定シートを説明の上、選手らとともに作成し、選手それぞれが持っている目標とそれを実現させるためのステップを具体的に挙げることができていました。また、山本選手は「なぜ、みなさんは競技を続けているのですか?」といった競技へのモチベーションを問いかけ、トップアスリートとなった今は、自分の記録や成績の達成よりも、周囲の人の喜ぶ様子を見たいために競技に取り組んでいて、こうした気持ちがなにより重要であると語りかけていました。
講演後には、多くの参加者が山本選手に話しかけ、「練習を休みたいときはどうしているのか?」「疲労からの回復はどういった方法をしているのか?」などといった質問を投げかけていました。パリオリンピックを目指す山本選手には、参加者や保護者から「応援しているので頑張ってください!」と熱い激励の言葉が送られました。