11月19日(土)、京都外国語大学で開催された、「第36回全日本学生中国語弁論大会」にて、棚野真実さん(産業社会学部・3回生)が京都外国語大学総長賞を受賞、吉村美里さん(国際関係学部・3回生)が京都外国語大学校友会賞を受賞しました。
 本大会は、大学あるいは高校の教育によって中国語を習得し、中国語圏に通算半年以上の滞在もしくは留学の経験がなく、両親のいずれもが中国語を母語としない学生が参加し、中国語での弁論技術を競うものとなります。

 棚野さんは、大学入学後に中国語を学び始め、必修外国語の履修などで培った外国語能力をベースに、より一層高い運用能力と外国語学習を通じて幅広い教養を身につける「副専攻」を履修し、努力を続けてきました。本番では、「特別なプレゼント」というテーマで、コロナ禍で言語学習アプリを通じて仲良くなった、ある日本語教師を目指す中国の友人との「名前」にまつわる内容を堂々と弁論しました。

 吉村さんは、立命館宇治高等学校から中国語を学び、大学でも継続的に学習を進め、「命をつなぐ身近なボランティア」というテーマで、献血推進について弁論。吉村さん自身の献血との出会い、若年層を中心とした最近の献血者数の現状を説明し、多くの若者が献血に参加して欲しいと話しました。

棚野真実さん(産業社会学部・3回生)のコメント

 何気なく第2外国語として始めた中国語ですが、「もっと中国人の友達の話を理解できるようになりたい!」という気持ちから副専攻を選択し、楽しく学び続けることができています。ひとつの学習の区切りとして大会に応募し、今回の賞を受賞できたのは、授業の前後や課外の貴重な時間を割いてご指導いただきました先生方、そして何度でも練習に付き合い、丁寧なフィードバックと応援してくれた友人たちのおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

吉村美里さん(国際関係学部・3回生)のコメント

 コロナ禍に入学し、海外でのボランティア活動など、思い描いていた大学生活を送ることができない中で、日本でも困っている人のために活動できるボランティアに出会いました。それが、命をつなぐ身近なボランティアである「献血」です。全国の学生が参加するこの弁論大会で、中国語の運用能力を確かめたい、そして献血を少しでも多くの人・若者に呼びかけたいという想いで取り組みました。今後、献血を身近に感じてもらい、献血の輪が広がることを願いつつ、これからも楽しみながら、より実践的に中国語能力を身に着けていきたいと思います。最後になりましたが、短い期間の中で時間を割いて練習にお付き合いいただいた先生方に、心より感謝申し上げます。

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