複雑な大阪駅・梅田駅周辺地下街の移動をスムーズに
西尾信彦教授がスマートフォンアプリ「うめちかナビ」を開発
西尾信彦・情報理工学部教授を中心とするユビキタス環境研究室は、大阪駅・梅田駅周辺地下街(通称「うめちか」)を案内するスマートフォンアプリ「うめちかナビ」Android版・iOS版を開発し、7月1日(金)より新サービスとして提供します。
大阪駅・梅田駅周辺地区には、JR大阪駅、JR北新地駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄梅田駅、東梅田駅、西梅田駅の7つの駅があり、一日あたり約250万人が利用します。
今回、西尾教授の開発したスマートフォンアプリでは、地下街に設置したビーコンや公衆無線LANが発信する電波とスマートフォンのセンシング技術により、屋内でも利用者の現在地情報を正確にかつ、利用者が手間をかけずに取得することができるようにできるようになります(※)。また、得られた現在地情報を用いて、最寄りのトイレや乗り換えのための改札口を検索でき、さらに段差を回避するバリアフリー経路をシンプルなデザインで表示することを可能にしました。
(※)現在地表示機能はAndroid版のみで提供、iOS版も順次提供予定です。
<概要>
アプリ名称:うめちかナビ
対応OS:iOS8.0以降/Android4.4以降
対応言語:日本語
サービス地域:日本
サービス開始日:2016年7月
価格:無料
開発:立命館大学ユビキタス環境研究室
WEB:http://www.umechikanavi.jp/
■アプリの特徴
図1 バリアフリーナビ 通常の最短経路表示だけでなく段差を回避したバリアフリー経路も表示します。 段差回避にはエレベーター(またはスロープ)を用い、階段やエスカレーターを経路から除外します。 | 図2 乗り換え駅検索 自分の乗りたい路線を乗り換え改札口まで経路を案内します。 希望の路線を選択することでその駅のお近くの改札口までの経路を表示します。 | 図3 近くのトイレ検索 男性・女性・多目的トイレの種別を指定して経路案内します。 指定した種別の現在位置から近くのトイレまでを最短距離・バリアフリー経路で検索することができます。 |
図4 施設名称検索 施設名称またはその一部を検索窓に入力して検索し、経路を表示します。 | 図5 現在地表示の様子 屋内測位技術を活用し、地下空間でも現在地を表示します。 |