『イノベーションへの飛翔』

活動発表を終え、ホッとするプログラム受講生たち

 12月3日(土)にBKCにて、シンポジウム「イノベーションへの飛翔」を開催しました。

 文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業として採択され、2014年度からスタートしたEDGE+Rプログラム(立命館イノベーション・アーキテクト養成プログラム)は、学内外の分野を横断した多様な受講生で「チーム」を作り、事業創造を目指すPBLを中心に、学外講師によるセミナー、海外研修などからなる正課外プログラムです。新たな価値創造(イノベーション創出)の面白さを体感する中で、課題を創造・実行・達成するために必要なマインドとスキルを実践的に身に付けることを目指しています。

イベント詳報
聴衆を惹きこむ青野社長
クロストークで熱く意見を交わす

 当日は、本学学生、他大学教職員、企業関係者、近隣にお住まいの方など、学内外から100名以上が参加し、真先正人氏(文部科学省大臣官房審議官)による来賓挨拶の後、三日月大造氏(滋賀県知事)による特別講演「世界から滋賀へ、滋賀から世界へ~滋賀発のイノベーション創出に向けて~」、および、青野慶久氏(サイボウズ株式会社 代表取締役社長)による基調講演「チームのことだけ考えた~働き方のイノベーションはどのようにして起きたか~」を聴講しました。
 三日月知事には滋賀県のイノベーションの取り組みについて、青野氏にはサイボウズ社内での働き方の変革を中心にお話しいただき、それぞれ聴衆を惹き付けました。

 聴講者からは、

「三日月知事、青野社長ともにざっくばらんに話されていて、非常に面白く、楽しく聞くことができた。」
「多様性、変革とこれからの課題であるテーマ・内容でとても素晴らしかったです。」
「サイボウズ青野社長の基調講演が非常におもしろく働き方、考え方について感銘を受けた。」

といった感想が多く聞かれました。

 プログラム後半は、講演者のお二人にEDGE+Rプログラム修了生・受講生3名を加えた5名のパネリストでのクロストーク「イノベーターってどんな人?」を行いました。
 受講生パネリストおよび会場からの質問に講演者2名が答える形で進行し、受講生パネリストからは、

「チームプロジェクトでうまくいかないときはどう乗り越えるのか」
「行政が行っている若い起業家に対するサポートは?」

といった質問が、そして会場からは、

「(組織の)風土を変えるには?」
「なぜイノベーションにこだわっているのか」
「滋賀県のこれからのビジョンを教えて欲しい」

などの質問が次々出て、活発な議論となりました。

 その後、2016年度受講生4チームによる活動報告が行なわれ、これまでの活動とチームで決めたプラン内容、今後のビジョンを発表しました。

 参加者からは、

「大学生が自らイノベーションの取り組みを進めていることに驚いた。人材育成というのは、こういう場で育つんだなと思ったし、プログラムの取り組みを通してイノベーションで実現すべき物は何かを考えることができた。」
「頑張っている学生に共感した」といった声とともに、今後について「今後も青野社長のような方に講演をしていただいて、このようなシンポジウムを開いていただきたいです。」
「働き甲斐のある企業のトップの話を聞きたい。」

といった感想が聞かれ、イノベーションをテーマとしたイベント開催も含めた今後のEDGE+Rプログラムの拡大に期待する声などが聞かれました。

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