原木万紀子 立命館大学共通教育推進機構特別招聘准教授
熱心に聴き入る院生たち

 6月19日(月)大阪いばらきキャンパスで、6月26日(月)は衣笠キャンパスにおいて「アカデミックポスターデザインセミナー」を開催しました。本セミナーは、大学院キャリアパス推進室が主催する「大学院キャリアパス支援プログラム」の一つです。

 ゼミや学会報告などでポスター発表の機会が多い大学院生にとって、本セミナーは、自分自身の研究の魅力や研究成果を多くの人に伝える技術を養う貴重な機会となります。見る人が足を止めてじっくり読みたくなる、見やすく分かりやすいポスターに仕上げるため、知識とスキルの獲得をサポートするべく、セミナーを開催しました。

 講師は本学共通教育推進機構の原木万紀子特別招聘准教授が担当し、①適切な情報構成、②読みやすい条件、③図・色の効果的な使い方、④余白の調整の仕方など、研究内容を上手に伝えるポスター作成の秘訣を学びました。

 原木准教授は、ポスター作成はデザイン力ではなく情報マネジメント力がカギとなり、“要点を盛り込む”ことが大切であることを強調され、また、ポスターは名刺の様なものであり、それ1枚では全ては分からないが、自身の研究を伝える最初のツールである。自分に興味を持ってもらう第一歩として、見ている人が質問をしたくなるポスターを作成する事が非常に重要であるとも述べられました。

 以前にポスター作成をしたことがある人はより良い画面へ構成し直すことができ、今回初めてポスター作成を経験した受講生は、今後のポスター作成に役立つベース作りができました。

 受講生からは、
「デザインのお話しを聞く機会も少ないので、勉強になった。」
「これから研究ポスターなど作るとき、とても役立つと思う。」
「色の使い方など、実践してみたいものが多かった。」
など、満足度の高い声が寄せられました。

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