2017.12.12 TOPICS

教育と研究のこれまで・これから~文学部は創設90周年を迎えました~

 11月18日、京都ホテルオークラで文学部創設90周年・文学部校友会設立10周年の記念式典、記念講演会、懇親会を開催しました。 この式典は、文学部創設90周年を記念し、これまでの学部教学の歴史や文化の歩みを振り返り、未来に向けた学部教学・研究の発展について考える機会として開催され、約400名の文学部校友・関係者が集まりました。

 式典では吉田美喜夫立命館大学長や上野隆三文学部長をはじめ、文学部校友会長・中小路宗隆氏、学生を代表して文学部自治会委員長・澤出大樹さん(文学部3回生)から創設90年・文学部校友会設立10年にあたって祝辞を述べられ、さらに日本のグローバル教育のモデルとして評価を受けるキャンパスアジアプログラム(以下、CAP)*1の修了生・山本侑子氏(2016年度文学部卒業)からCAPによって経験することのできた中国、韓国を移動しながら歴史や文化の違いを学ぶこと、異文化の中で気づいた自らの強みについて、2年間の経験とともに語りました。また、記念講演会では裏千家15代・前家元の千玄室氏が「茶のこころ、日本のこころ」をテーマに、戦時中の一盌のお茶から生まれた仲間との話、茶の湯を通じて平和を伝える活動などお話いただきました。
 また、式典後の懇親会では、茂山千五郎家(茂山千五郎氏、茂山逸兵氏、松本薫氏)による狂言(演目:蝸牛)が披露され、会場からは笑いがおこり、終始和やかな会となりました。

 文学部は1927年、専門学部に文学科国語漢文科の新設を皮切りにスタートしました。これまでも学部・学科の垣根を越えた教学展開、自由と清新(イノベーション)を先進的に進めてきた学部です。近年では、CAPが「文部科学省 平成28年度 大学の世界展開強化事業」に2期連続で採択されるなど、日本の大学では例のない革新的なプログラム設計を行っています。
 さらに2016年度からは、7つの学域と17の専攻を設置し、学生がより専門的で高度な学問を学ぶための基盤を丁寧かつ新しく挑戦してきました。このような取り組み・成果は90年の歴史があってこそ成立する教学展開です。
 2019年度からは文学部教学の拠点的施設である清心館・啓明館の改修工事が行われ、2020年度(啓明館は2021年度)より供用が開始されます。文学部の教育・研究のさらなる発展に向け、学生・教職員協働のもと、決意を新たに歩みを進めていきます。

上野隆三文学部長
上野隆三文学部長
文学部校友会長・中小路宗隆氏
文学部校友会長・中小路宗隆氏
裏千家15代・前家元の千玄室氏
裏千家15代・前家元の千玄室氏
狂言(演目:蝸牛)の様子
狂言(演目:蝸牛)の様子
東克樹さん
東克樹さん

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