大阪市立科学館でサイエンスショーに初挑戦

2018.07.24 TOPICS

大阪市立科学館でサイエンスショーに初挑戦

学生たちの企画した科学実験を通して、科学の面白さを伝える

 6月30日(土)と7月8日(日)、立命館大学の教養科目である教養ゼミナール「サイエンスコミュニケーション入門」(授業担当:理工学部・船田智史講師)の受講生20人が、4人一組、5チームに分かれ、「ドライアイス」や「炎色反応」など実験テーマを設定し、大阪市立科学館(以下、科学館)でサイエンスショーを披露しました。この取り組みは、学びの実践と科学の面白さを伝えることを目的に、科学館の協力のもと行われたものです。

 科学館では、一年間の研修を修了した科学デモンストレーターによる「エキストラ実験ショー」が行われていますが、授業の一環で学生たちが主体的にサイエンスショーの企画から実施までを担当するのは、本学においても科学館においても初の試み。実施にあたっては、科学館の小野昌弘学芸員にアドバイザーとしてレクチャーをいただいたほか、同館学芸員によるサイエンスショーの特別見学など、全面的にバックアップをいただきました。
 両日ともに、多くの来館者がサイエンスショーのコーナーに詰めかけ、ほぼ満席(約100人)の中で行いました。これまでの事前練習の時には感じ得なかった緊張感の中で、いくつかのハプニングにもめげずに20分間のサイエンスショーをやりぬいた学生たちに、最後は会場から多くの温かい拍手をいただきました。
 春セメスター最後の授業では、観客からのアンケートを集計・分析し、当日の実験ショーの映像を振り返りました。今後、受講生の学びを総括する報告冊子を制作する予定です。

 この授業では、科学館との共同連携の取り組みの中で、学生たちは科学を正しく理解するだけでなく、企画立案や実施体験を通して、企画力やコミュニケーションの手法を身につけることが目的の1つでした。また、社系、理系関係なく、学部、回生の枠を超え、刺激しあいながら協働で取り組むことで、視野や活動の幅が広がり、有意義な学びの実践の場となりました。

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