2018.07.27 NEWS

国際関係学部・末近浩太教授が「大同生命地域研究奨励賞」を受賞

 国際関係学部・末近浩太教授はこのほど「大同生命地域研究奨励賞」を受けることになりました。
 地域研究の分野で新しい展開を試みるとともに、今後さらに活躍が期待される研究者を表彰するものです。
 末近教授は、中東地域研究、特にシリア・レバノンにおけるイスラーム主義の思想と運動に関する研究における顕著な業績を残すとともに、学会等での学術活動の実行力などが高く評価されたことが表彰理由となりました。

<末近教授のコメント>
 このたびは、このような栄えある賞をいただき、身に余る光栄です。受賞自体はもちろんこと、自分が取り組んできた一連の研究が地域研究として評価されたことを素直に嬉しく思います。地域研究は、政治学や経済学などのディシプリンに比べて「つかみ所のない学問」であることがよく知られています。「何を」「どのように」「どこまで」研究すれば地域研究と見なされるのか、地域研究者と名乗れるのか、実のところはっきりしていません。地域研究とは何か。これは今も昔も大きな問いです。そして、このことが、日本のアカデミアにおける「地域研究離れ」や「ディシプリン回帰」を助長していることは否めません。しかし、私自身は、この「つかみ所のなさ」が地域研究の魅力であると考えています。研究者自身が重要であると考える地域に深くコミットし、そこで得た発見をありのままに語ることができる自由がそこにはあります。地域研究の名を冠した賞をいただいたことを励みにして、今後とも地域研究のよりいっそうの発展、さらなる進化のために、尽力していきたいと思います。

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