三重県との就職支援協定について

協定書にサインする鈴木英敬・三重県知事(右)と吉田美喜夫・立命館大学学長(左)
協定書にサインする鈴木英敬・三重県知事(右)と吉田美喜夫・立命館大学学長(左)
鈴木知事(右)と吉田学長(左)
鈴木知事(右)と吉田学長(左)

 立命館大学は2月8日(月)、三重県と就職支援に関する協定を締結しました。

 この協定により、三重県で就職を希望する学生に対して、インターンシップ機会の増大、企業・行政機関などの採用情報やセミナー・採用説明会など各種就職支援イベントに関する情報を提供するなど、U・Iターン就職支援・促進に向けた取り組みを県と連携して行います。

 三重県が大学と就職支援の協定を締結するのは本学が初めてとなります。
また、本学と都道府県との就職支援に関する協定締結は徳島県、広島県、高知県、香川県、北海道(包括協定)、福島県(包括協定)、長野県、愛媛県、鳥取県、岡山県、石川県、山口県、福井県、静岡県、熊本県、新潟県に続き、17件目となります。

 協定締結には、 鈴木英敬・三重県知事、吉田美喜夫・立命館大学学長が出席し、固い握手の下、協定を締結しました。

鈴木知事のメッセージ
全国的に生産年齢人口が減少する中、本県においても、県内高校卒業生の進学先の約8割が県外の大学に進学し、卒業後、そのまま都市圏で就職する学生も多く、若年者の人材確保が困難になってきています。そのためには、大学卒業時のUターン・Iターン就職の支援強化による県内企業への就職促進が重要と考え、三重県出身者が多く、学生の就職支援や保護者への働きかけ等に積極的な県外の大学と協定を締結し、より積極的にUターン就職支援に取り組んでいくことにしました。
この協定により、県内の優れた技術を持つなど魅力ある企業の情報やインターンシップの情報を紹介して頂き、大学においては学生にとって満足する就職が実現するという、win-winの関係を築きたいと考えています。
立命館大学には毎年、本県から約150 名から200名の学生が進学しており、関西において三重県出身の学生が最も多く在籍しているため、全国の大学のなかで最初にこの協定を結ぶことにいたしました。また立命館大学は県庁にも毎年優秀な人材を輩出して頂いておりますので、両面で期待しております。
本日をスタートとして立命館大学にとっても三重県にとっても良い取り組みとなるよう連携し尽力して参ります。

吉田学長のメッセージ
立命館大学は、学生の半数が関西圏以外から進学しており、方言が飛び交う多様性が多くの気付きを生み、成長を促すと考えています。
立命館大学には、現在、621名の三重県出身の学部学生が学んでおり、毎年、約3割の学生が三重県内の企業・組織にUターン就職をしています。
鈴木知事は今年度、「若年者雇用対策推進宣言2015」において県外大学の在学生のUターン就職の支援強化を打ち出されましたが、最初の連携大学として本学を選んで頂いたことを誠に光栄に存じます。
この度、三重県との間で、就職支援に関する協定を締結できますことは、三重県にUIターン就職を希望する学生に対してこれまで得られなかった有用な情報を適確に提供できるようになり、確かな意思決定に繋がると考え、多いに期待しているところです。
三重県では、今年5月に先進国首脳会議が伊勢志摩にて開催されますが、現代においては、グローバル社会の急速な進展により、地域における経済活動においてもグローバルな見識や視点を備えた人材の養成は必至となりました。
そのことは、どこで、どのような業務に携わろうと「世界とは無縁でいられない時代の到来」を意味し、謂わばグローカルな視点を持った人材の育成は、喫緊の課題となっております。
この間、立命館大学はグローバルな視点で人材育成に取り組んでおり、この取組みは立命館アジア太平洋大学と2大学が揃って「スーパー・グローバル・ユニバーシティー」採択されるなどご評価を頂いておりますので、三重県において、グローカルな視点を持ち、地元に貢献できる人材をより多く送り出していきたいと考えて おります

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