2020.01.16 NEWS

上村雅之客員教授がメディア芸術(ゲーム)の分野で「令和元年度京都市芸術振興賞」を受賞

 映像学部の上村雅之客員教授が、メディア芸術(ゲーム)の分野で令和元年度京都市芸術振興賞を受賞し、1月15日(水)に京都経済センターで行われた表彰式に出席しました。
 「京都市芸術振興賞」は、京都市内で活動を行い,新人の育成又は芸術に係る活動環境の向上に多大の功労があった方々に、授与されます。

 上村教授は、長年ファミリーコンピューターの開発に携わり、ビデオゲームというジャンルを、産業として、文化として確立させることに貢献しました。2004年から、立命館大学大学院先端総合学術研究科特任教授に就任し、2009年からは、映像学部客員教授としてビデオゲームの学術的研究に取り組んでいます。
 現在では、ゲーム分野の日本で唯一の学術的機関である立命館大学ゲーム研究センターのセンター長を務め、「遊びはすべての文化の本質である」という定義を本分野から確立することを目指し、研究環境の向上及び後進の育成に尽力しています。
 その功績が称えられ、今回の受賞となりました。

上村教授のコメント

 この度、京都市より芸術振興賞を授与頂き、ビデオゲームが「メディア芸術」の一分野として認められたことを大変光栄に思っております。
 私は太平洋戦争末期に生まれ、ラジオ放送や雑誌などを通して伝えられた世界中の様々な遊びを自分勝手に想像して遊んだ世代です。現代ではインターネットを通して、映像の世界の遊び、ビデオゲームを世界中の人達がともに楽しめる時代になりました。遊びは様々な文化の影響を強くうけ、様々な知恵が組みこまれ、次の世代へと伝える特徴があります。子ども時代に出会った遊び、夢中になった遊びは新しい発見や新しい工夫を産み出す心の原動力になるではないかと考えています。デジタル技術の急速な進歩の中で誕生し発展してきたビデオゲームは、また新たな知恵を産み出し、次の時代へと伝える役割を担うことを期待し、夢見ております。

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