「第12回立命館地球環境委員会シンポジウム」開催
11月17日、立命館地球環境委員会と立命館サステイナビリティ学研究センターの共催により、オンラインで「第12回立命館地球環境委員会シンポジウム 地球環境を脅かすプラスチックごみ−いま、私たちにできること−」を開催しました。
当シンポジウムは、学生構成員の環境教育・啓発の機会として、また、立命館学園の取り組みの発信の場として毎年開催しており、今回で12回目を迎えました。今回は地球規模で問題となっている「プラスチックごみ」に着目し、先進的な技術・研究事例からサステイナブルな社会について考える機会として行われ、200名を超える方々にオンラインで参加いただきました。
冒頭、仲谷善雄総長は、新型コロナウイルス感染症による地球環境への影響に触れるとともに、「私たちが日常的に使っている様々なモノからプラスチックごみが発生し、それらが地球環境、生物に及ぼす影響を認識し、我々ひとりひとりが『いま、できること』を考え、行動を見直すきっかけとなることを期待しています」と挨拶しました。
前半の部では、長谷川哲・立命館大学衣笠キャンパス事務局長から立命館学園の廃棄物処理の取り組み報告、金子洋平・花王株式会社ESG部門ESG活動推進部長から「花王の環境への取り組み」、橋本征二・理工学部教授から「プラスチックごみをめぐる状況とその削減に向けた取り組み」と題した講演が行われ、プラスチックごみをはじめとした環境問題の現状や、考え方に関して、大学、企業、研究者の視点から報告がありました。
後半の部では、まず立命館の学生・生徒・児童から環境にやさしい行動を促すオリジナル動画を募集した「サステイナブルキャンパス・アイディア・コンテスト2020」の表彰式が行われました。KIM Seunghwaさん(産業社会学部4回生)の「立命館大学裏山にある北山のごみ問題」が最優秀賞、貝田功輝さん(産業社会学部4回生)の「地球環境に優しいキャンパスライフを送ろう」、佐伯理紗子さん(立命館守山高等学校3年生)の「エコポイントを貯めよう」がそれぞれ優秀賞を受賞しました。
最後に、近本智行・立命館サステイナビリティ学研究センター長のコーディネートによるパネルディスカッションが行われ、講演者2名に加え、三俣陽太郎・大学院理工学研究科修士2回生、平野裕大・理工学部3回生、深野夏生・立命館高等学校3年生がパネリストとして参加しました。環境問題について社会全体で行う目標設定や人々の行動変容、サステイナブルな社会の実現に向けた議論が行われました。
※本イベントは、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら実施しています。