■12月10日(土)第3回目 健康ウォーキング講習会

 草津市笠縫東まちづくり協議会が開催されている健康ウォーキング講習会。この取り組みは、本学スポーツ健康科学部、家光素行教授が講師を務め、正しい知識と実技の両方面から健康維持・増進の要となるウォーキングについての講習会です。今年度、第1回目を7月、第2回目を10月に開催し最終回となる第3回目の講習会が、12月に開催されました。

 この日は10名の皆さんが参加され、まず最初に血圧計とパルスオキシメーター(脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度を計測する機器)を用いて一人ずつ体調チェックを行いました。皆さんの体調が万全であることを確認し、スポーツ健康科学研究科2回生 梶本浩基さんが手本となり、全員でストレッチを行いました。

パルスオキシメーターでのチェック
パルスオキシメーターを用いて健康チェックを行いました。
ストレッチの様子
ストレッチを十分に行いました。

 身体がほぐれたところで1マイルウォークテストへ。
 12月ではありましたが、天候に恵まれのどかな風景の中を気持ちよくウォーキングが出来ました。健康ウォーキング講習会の受講生の皆さんは日ごろからウォーキングをされていらっしゃるかたも多く、年齢がベースとなる基準タイムを大幅に上回る方もおられました。

1マイルウォークテストの様子
1マイルウォークを実施しました。
筋力テストの様子
開眼片足テストの様子。
筋力テストの様子
片脚イス立ち上がりテストの様子。

 センターに戻ってからは、いよいよ筋力テストです。安全面に注意しながら次のテストを実施しました。

 ①開眼片足立ちテスト(120秒)
 ②体幹バランステスト
 ③空気いす(10秒)
 ④片脚椅子立ち上がりテスト(40㎝)
 ⑤5回立ち上がりテスト(基準タイム12秒)

 サルコペニア(筋肉の減少)になると、糖尿病・認知症・心筋疾患・転倒骨折のリスクが上がるといわれています。転倒予防には、膝が上がることが大切であり、そのためにも太ももの筋肉はしっかりつけましょうとお伝えしました。
 また、ふくらはぎの周りを自分の指を使って測る簡易なサルコペニアチェックでは、みなさんすぐにその場で確認されていました。他にも目安として、信号のある横断歩道で渡りきることができていれば、まずは安心してくださいとお話しました。

 笠縫東まちづくり協議会の皆さんは地域一体となって健康増進活動に取り組んでおられます。今後も皆さんの健康づくりの一助となるような連携を進めていきたいと思います。

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