文学部キャンパスアジア・プログラムと立命館小学校 小大連携事業を実施

 文学部キャンパスアジア・プログラム(CAP)と立命館小学校は共同で、児童(2年生、5年生)たちに韓国語・中国語で交流する授業や、中国語や韓国語をCAP学生からレッスンを受ける放課後プロジェクトを11月から実施しています。12月19日の放課後プロジェクトでは、児童たちが韓国や中国の民族衣装を身にまとい、CAP学生のレッスンを受講しました。

 世界的にも非常にユニークな取り組みであるCAPは、立命館大学・広東外語外貿大学(中国・広州)・東西大学校(韓国・釜山)・立命館アジア太平洋大学(APU)の 4 大学が共同運営する4年間のプログラムです。日中韓の3カ国を移動しながら、3カ国の学生がともに学び、東アジアに関わる知識や実践的な中国語・朝鮮語・英語の能力を身につけています。

 立命館小学校は、開校20周年を2025年に控え、新たなグローバル教育の展開を模索しています。このたび、CAP で学びを深めている学生と児童との交流の場を構築し、立命館ならではの小大連携に取り組むことで、立命館学園が進めるアジア・グローバル教育を小学校にも取り入れる機会と考えています。

 今回の放課後プロジェクトは、CAP学生の主体性を創出する機会であるとともに、児童が中国語・韓国語で学生たちとの交流と位置づけています。児童たちに対してCAP学生たちは、児童たちと中国語・韓国語で交流するほか、最終報告会に向けたプレゼンテーションスライドの作成サポートなどに従事。児童の主体性を育み、多様な言語に触れるプロジェクトです。

 放課後プロジェクトの様子を見ていたCAPを担当する金津日出美・文学部教授は「中国や韓国の留学生たちは、放課後プロジェクトを通じた成長を感じています。児童らに母国語について教えることで、日本語能力はもちろん、主体的に行動する力も身についたのではないでしょうか」と振り返りました。

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