倉木麻衣さん

 1月12日(木)、衣笠キャンパスで、歌手であり本学産業社会学部客員教授の倉木麻衣さん(2005年産業社会学部卒 以下、倉木氏)をコーディネーターに招き、産業社会学部特別講義「文化・音楽活動と社会形成―「ライブ」とソーシャル活動―」を開催しました。
 本講義には、倉木氏が所属していた有賀郁敏ゼミの現役学生22名が参加。倉木氏が近年の音楽ライブの現状について解説しつつ、自身がライブを行う上での創意工夫や大切にしている思いを語り、学生との相互交流を通して、新たな音楽ライブの形を考える時間となりました。

第一線で活躍するアーティストが伝える「音楽ライブとは何か」

 新型コロナウイルスの感染拡大により、大きく様相を変えた音楽ライブ。講義では、2021年に行われた配信ライブ「Mai Kuraki Live Project 2021 “unconditional L♡VE”」を事例に、音楽ライブが作られていくプロセスの解説や、倉木氏が音楽ライブに込める思いが語られました。
 また、倉木氏は、これまで音楽活動と並行して取り組んできた社会貢献活動についても紹介。カンボジアの寺子屋支援や、石巻市での震災復興プロジェクトにおけるチャリティライブなどの活動経験をもとに、社会課題の解決における音楽ライブの可能性について語りました。第一線で活躍するアーティストが語る音楽に込めた思いに、学生たちは熱心に耳を傾けていました。

学生が音楽ライブをプロデュース

 講義の中盤には、これまでの講義を踏まえて、学生たちが音楽ライブの企画を考える時間が設けられました。学生たちはグループに分かれ、社会貢献と音楽ライブの連関性を意識しながら、新たな音楽ライブのあり方や可能性についてディスカッションを実施。倉木氏も学生たちの輪に加わって意見交換を行い、会場は大いに盛り上がりました。ディスカッション終了後には、各グループが考案したアイデアを発表し、倉木氏は「学生の皆さんのアイデアを今後のライブに取り入れていきたい」と目を輝かせていました。

 倉木氏は講義の最後に、「自分の思い通りにいかないこと、諦めそうになってしまうこともあるかもしれませんが、自分自身を愛し、大学で出会った仲間との友情を大切にしながら、自分の道を信じて進んでほしい」と後輩たちへエールを送りました。そして、講義終了後には、倉木氏がこれまで大切に育ててきた楽曲「chance for you」をアカペラでサプライズ披露し、会場は大きな拍手に包まれました。

※記念写真撮影時のみマスクを外しています。

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