先端総合学術研究科 千葉雅也教授の著作『現代思想入門』が新書大賞2023大賞
先端総合学術研究科 千葉雅也教授の著作『現代思想入門』(講談社、2022年)が、新書大賞2023(主催:中央公論新社)にて、大賞を受賞しました。
同賞は、2021年12月~2022年11月に刊行された1,200点以上の新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など、新書に造詣の深い106人による投票を経て、決定しました。
『現代思想入門』は、1960年代から90年代を中心に、主にフランスで展開された「現代思想」について、ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーの3人を軸に読み解きながら、複雑な世界の現実を高解像度で捉えるために、現代思想の真髄に迫った作品です。
千葉雅也教授のコメント
このたびは『現代思想入門』が新書大賞2023において大賞に選ばれることとなり、大変嬉しく思っております。本書は、立命館大学での「ヨーロッパ現代思想」の講義をベースとしており、本学での教育活動を社会へとつなぐものでもあります。現代では、過去の難解な書物がますます読まれなくなっていますが、そういうなかで、背伸びをした読書の楽しみを知ってもらうために、様々な角度からガイドを試みました。本書が、書物との出会いを広げるきっかけになることを願っています。