最高のピアラーニング!ネクストリーダープログラム2022を実施
大学入学を間近に控えた附属高校生を対象にネクストリーダープログラム2022を開催しました。このプログラムは2008年度より実施され、近年ではプログラムに参加した附属高校生が、次年度には大学生メンターとして高校生と共に活動するプログラムとなっています。また日程や企画は全て大学生メンターが考えています。今年度は昨年度の参加者15名のうち11名がメンターとして参加してくれました。高校生は立命館高校、立命館宇治高校、立命館慶祥高校、立命館守山高校の4校から、18名が参加しました。
今年度のテーマは「みらいパス~Time to take off~」。プログラム終了時には、自己を見つめ直し、将来の夢が語れるようになることを目標にプログラムが作成されています。
2月にはオンラインで4回ワークを行いました。「ジョハリの窓」「価値観ゲーム」「自分史」「原体験ドリブン」というワークを通して、お互いのことを知るだけでなく、自分が周りからどのようにみられているのかを知ることができました。また自分の価値観を見つめ直し、その価値観がどのように作られたのかを振り返りました。
3月には2泊3日の合宿を宇多野ユースホステルで行いました。合宿初日はドリームツリーを作成しました。オンラインでのワークで理解できた自分の過去を元に、現在の自分はどうなっているのか。そして未来の自分はどうなっていたいのかを考えました。
合宿2日目にはグループごとに京都研修を行いました。それぞれグループごとにミッションを設定し、そのミッションを達成するために事前にどのような準備が必要か、自分はどのような役割を果たせるのかを考えました。
最終日には衣笠キャンパス創思館にて成果報告会を行いました。参加した高校生全員が作成したドリームツリーを元に、過去・現在・未来の自分について語りました。現在の自分を形成してくれた家族・友人の存在に気づき、感謝の言葉を述べるとともに将来を誓う姿が印象的でした。
報告会終了後にはともに過ごした仲間との別れを寂しがり涙を流す生徒学生も現れるほど、参加者同士に強いつながりが生まれました。このプログラムを通して、高校生が自己を振り返り様々なことに気づけたのはもちろん、その姿を見た大学生もまた様々な気づきが得られました。附属校生として横だけでなく縦のつながりも得た18名が、大学の学びの中心になってくれることを願います。
メンター全体統括 田中優衣さん(国際関係学部1回生)、馬場俊輔さん(経済学部1回生)のコメント
メンター活動を機に初めて顔を合わせ、話し合うことになった私たち11人。最初はお互いが話しやすい環境を築いていくことからのスタートでした。そこから何回も何回もミーティングを重ねて少しづつ距離を縮め、NLPを形作っていきました。全員で話せない難しさ、それぞれの懸ける思いのぶつかり合いもありましたが「NLP2022を最高のものにして、高校生たちに届けたい」という気持ちは全員の中で変わりませんでした。そして、NLPを通して18人の高校生たちと出会ったことでメンター11人の中で揺るぎない絆が芽生え、最高の瞬間を高校生に届けることができました。NLP2022は、作る過程も含め私たちにとってかけがえのない経験になったと胸を張って言えます。統括の私たち2人を最後まで支えてくれた9人のメンター、見守ってくださった先生方とコアメンバーの皆様には心から感謝しています。
最後になりますが、このNLPのテーマは「みらいパス-Time to take off-」です。この素晴らしいプログラムが、関わってくださった全員にとって「未来」を輝かせ、さらなる夢へ「飛躍」するきっかけになってくれていたら嬉しいです。