宇宙飛行士トレーニングを体験しよう!離れた仲間と行動できるかな?
日本科学未来館「NEO 月でくらす展」で湊宣明研究室がイベントを開催
8月2・3日、立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科の湊宣明教授と研究室の大学院らが、日本科学未来館で開催中の特別展「NEO 月でくらす展」(監修:佐伯和人・総合科学技術研究機構教授)の関連イベント「NEO 月でくらす展 夏休み自由研究フェス」で「宇宙飛行士トレーニングを体験しよう!離れた仲間と行動できるかな?」を開催しました。2日間で、71人(子ども40人、大人31人)が糸電話を用いた宇宙飛行士のトレーニング(簡易版)に挑戦しました。
宇宙飛行士にはストレスのかかる環境下でも冷静に考え判断する力が必要になります。このプログラムでは、お互いが離れた聞き取りづらい環境下でコミュニケーションを行い、正確に情報を伝え、それぞれが同じ地図を完成させます。今回は、宇宙飛行士トレーニング体験を、糸電話を使って実施。宇宙で活躍する宇宙飛行士が実際に行っているトレーニングを、小学生でも体験できるようにアレンジした内容となっています。
イベントは、湊宣明教授による宇宙講座からスタート。宇宙飛行士にまつわる話や宇宙ステーションのことなどを中心に参加者らに様々な問いを投げかけました。その後、大学院生らが中心となり、宇宙飛行士トレーニングのミッションを進行。音声通話システム(糸電話)を制作し、離れた仲間とともに、白紙の地図に音声だけを頼りに地図を完成させました。訓練終了後は、子どもたちがなぜ途中で間違えてしまったか、仲間とのコミュニケーションには何が大切なのか? 間違えないようにするにはどうしたらいいのか? を、みんなで話し合いました。
最後に、湊教授から、宇宙飛行士トレーニングについて解説があり、宇宙飛行士に必要なスキル、全体像を常に確認しながら任務を進める「Big Picture」の考え方などを紹介。子どもたちは熱心に耳を傾けていました。