7月11日、びわこ・くさつキャンパス(BKC)のBeyond Borders Plaza(BBP)で立命館大学の学生や大学院生とアメリカのカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)の学生や大学院生が一堂に会する国際交流イベントを開催しました。このイベントは、生命科学部の山下美朋教授、薬学部の近藤雪絵准教授、理工学部の伊藤隆基教授らが中心となり、立命館大学国際センターの新たな取り組みの一環として、BBPの利用促進を目的としています。

山下美朋教授
山下美朋教授
運営スタッフの山本祥也さん(生命科学部3回生)
運営スタッフの山本祥也さん(生命科学部3回生)

 BKCは生命科学部や薬学部、理工学部など理系学部が集まるキャンパスです。さまざまな研究室がある一方、国際発表等での学部を超えた研究室の交流が限られているといった課題を抱えていました。このイベントは、そうした壁を越え、海外の学生と国内学生が共に学び、成長する機会を提供しました。

 英語で研究発表を行うことに対して心理的に高いハードルを抱えている日本人学生が多く見受けられます。今回のイベントでは、UCDの学生や専門分野が異なる研究を進めている大学院生に向けて、英語で気軽に研究内容を話す機会を設けました。これにより、学生や大学院生たちは自信を持って今後の国際学会での発表に臨むことができるようになると期待しています。またイベントでは、コロナ禍以前にUCDへ留学した学生が、UCDの教員と再開する場面も見られました。

コロナ前の2020年にUCDに留学した学生が、UCDの教員と偶然にも再開

 特に注目されたのは、研究内容を一般の人にも理解してもらえるように「誰にでもわかるように説明する」というアプローチです。学生たちは、専門用語を避け、身振り手振りを交えながら、ポスターセッション形式で研究を分かりやすく伝える努力をしました。

 山下美朋教授(BKC国際センター長 兼任)によると、今後もBBPを活用したイベントを定期的に開催し、留学生のインクルージョンを促進すると共に、BBPを気軽に利用できる環境を整えることを目指しています。この取り組みは、国際交流だけでなく、研究室間のコミュニケーションの活性化にも寄与することでしょう。

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