留学生が語る、アジアの祭りの魅力とは?
「DISCOVER 夏の行事:中国、フィリピン、インドネシア」
7月に入り、心躍る祭りの季節となりました。日本では全国各地で様々な催しが行われますが、世界でも多様な祭礼や行事が開催されています。
2017年7月3日(月)、大阪いばらきキャンパスSALLにおいて、留学生がアジアにおける夏の行事について紹介する文化交流イベント「DISCOVER 夏の行事:中国、フィリピン、インドネシア」を開催しました。このイベントは、留学生が母国について振り返りを行うという目的のもと、留学生支援団体TISAとOIC国際教育センターが企画し、開催したものです。当日は、日本人学生や留学生あわせて約30名が参加しました。
はじめに中国からの学生が、中元節(ゴースト・フェスティバル)について紹介をしました。祖先の霊を敬うことについては、日本のお盆の風習と共通していますが、祖先以外の幽霊を鎮めるためにも、専用の紙幣を燃やして供養するとのことです。
続いて、フィリピンからの留学生が、フィリピン各地で開催されている祭りについて紹介をしました。国民の多数がカトリック教徒であるフィリピン、キリスト教に関連した祝祭が多いのが特徴です。シヌログ祭りや復活祭の時期に開催されるモリオネス祭り、マスカラフェスティバルなど、カラフルなお面や衣装、ダンスパレードが印象的です。
最後に、インドネシア出身の留学生が母国で開催される祭りを紹介しました。まず気候について、インドネシアでは日本のような四季はなく、雨季と乾季の二つに分かれるとのことです。ジャカルタ・ファッションフェスティバルのような現代的な祭りから、ジョグジャカルタの舞踏劇スンドラタリ・ラマヤナまで、新旧交えた祭りを各地の名物料理や観光スポットと合わせて紹介しました。質疑応答では、インドネシアの食べ物について和気あいあいと盛り上がりました。
国際教育センターでは、引き続き留学生と日本人学生が交流を深める国際交流企画に取り組む予定です。