2017.09.21 TOPICS

立命館大学イノベーション・アーキテクト養成プログラム Women-trepreneur Compass Programセミナー&パネルディスカッション開催

『2017年度EDGE+Rプログラム 「オリエンタルイノベーションの脈動」』

 9月8日(金)、OIC(大阪いばらきキャンパス)にて、セミナー&パネルディスカッション「オリエンタルイノベーションの脈動」を開催しました。

 イノベーション・アーキテクト養成プログラム(EDGE+R)は、イノベーション創出を担い得る次世代の育成を目的とした実践型プログラムです。学内外から多様な受講生が集まり、新たな価値創造(イノベーション創出)の面白さを体感する中で、課題を創造・実行・達成する為に必要なマインドとスキルを実践的に身につけることを目指します。

 EDGE+Rは、文部科学省「次世代アントレプレナー育成事業」(EDGE-NEXTプログラム)の採択事業です。

イベント詳報
アガタ氏の講演
参加者との意見交換に耳を傾けるアガタ氏

 女性アントレプレナー率上昇を目指すWomen-trepreneur Compass Programの第1弾として、セミナーおよびパネルディスカッションをOICにて開催しました。

 前半は、オックスフォード大学の女性アントレ研究者アガタ・カプツルキェヴィッチ氏を講師に招き、アジア(特にインドと日本)のスタートアップ・コミュニティおよびスタートアップ・エコシステムの比較、アジア的イノベーションエコシステムの可能性などについて最新の研究成果をお話いただきました。
 会場からは、コミュニティとエコシステムの関連性とは?なにが発端となってコミュニティ、エコシステムが生まれるのか?といった質問がありました。また研究者であるアガタ氏からも、関西のスタートアップの現状について会場に意見を求める場面もあり、双方向の活発な意見交換が行なわれました。

 後半は、アガタ氏に加え、三田果菜氏(Happy Beauty Project代表)、張璐氏(Girls in Tech副代表)をパネリストに迎え、アジア的スタートアップ・コミュニティの形成と女性起業家への期待について議論が行なわれました。
 本学経営学部の善本哲夫教授がファシリテーターを担い、海外の研究者であるアガタ氏、個人事業主としてビジネスを立ち上げた三田氏、起業家や技術者を目指す女性を支援するNPO組織Girls in Tech副代表として活動する張氏それぞれの視点から、社会的環境要因で女性のネックになっていること、女性が何かをスタートするにあたっての「心のリミット」といったものについて、ディスカッションを行ないました。

 会場には女性参加者だけでなく、多くの男性参加者が見られ、前半、後半を通じ、会場の学生・一般参加者からも積極的に質問が行なわれました。高齢化社会を迎える日本(アジア全体)において、男女問わないアントレプレナーの重要性と、それを発揮していく環境づくりについて、会場全体で共に考え、意見交換する場となりました。

関連情報

NEXT

2017.09.21 TOPICS

理工学部 是枝教授、藤井助教らのグループの研究が英国科学雑誌Natureの姉妹誌「Nature Communications」に掲載

ページトップへ