姉妹都市の米国ミシガン州ポンティアック市の中学生等がBKCを見学

2017年10月27日(金)、草津市の姉妹都市であるアメリカミシガン州ポンティアック市より来日中の中学生と教員等20名の使節団が、びわこ・くさつキャンパスを見学しました。
情報理工学部情報理工学科 西浦教授がBKC全体と音情報処理研究室(西浦研究室)の概要を説明
2017年7月31日に完成した音情報処理研究室第1スタジオ。音に関する最新の研究設備が整っています。

 この訪問は、2018年の草津市・ポンティアック市友好40周年に向け、同市中学生が市立小中学校での授業体験やホームステイ、市内視察等を通じて両市間の友好を深めるとともに、市内小中学生の国際交流・異文化理解にかかる学習機会の充実を図ること等が目的とされています。
 先般、草津市教育委員会学校教育課から「使節団の草津市滞在中に、びわこ・くさつキャンパス見学を組み込みたい」とBKC地域連携課へ相談があり、中学生にとってもわかりやすく短時間の滞在でも楽しめる体験型の施設見学として、情報理工学部音情報処理研究室による受け入れが実現しました。

音情報処理研究室の各種取り組みを、院生たちが英語で紹介

使節団がクリエーションコアに到着後、まず西浦教授がBKC全体の概要と音情報処理研究室について、スライドと共に英語で説明しました。その後、使節団は2グループに分かれ、第1スタジオと試写室でそれぞれ研究室院生による案内のもと、研究設備を体験見学しました。
第1スタジオの各種設備を説明する院生たちと使節団中学生
試写室での『オーディオスポット』体験。座っている人にだけ音楽が聞こえる装置です。
院生の説明を熱心に聴いています。装置の仕組みに対する質問のやりとりもありました。

 同研究室では、音響情報処理やデジタル信号処理を中心にメディアとしての音環境の解析・理解・ 再現・合成などの研究を行っており、使節団中学生たちは『オーディオスポット』『光レーザーマイクロホン』『知的音響センサー』などの音響技術を実際に体験し、驚いたり楽しんでいる様子が見られました。
 今回協力した院生たちは国内や海外で開催される各種国際会議での発表を経験し、英語力や国際感覚を重点的に養っていることから、当日の案内はすべて英語で行われました。

関係者の声

【草津市教育委員会】
 院生の熱い語り口と研究を楽しんで紹介されている様子にも感心しました。恵まれた環境と最先端の研究に誇りを持って取り組んでおられる姿に、清々しい気持ちにさえなりました。中学生も熱心にお話に聞き入り体験を楽しんでいる様子に、アカデミックな雰囲気にとてもあこがれていることが見受けられました。
【デモンストレーションを担当した音情報処理研究室院生の大塚美咲さん(M1)】
 使節団の中には、将来エンジニアを志す中学生もいたようで、デモンストレーションを通して研究内容に興味を持ってもらうことができました。今回の国際交流から得た刺激をこれからの研究活動に活かしていきたいと思います。
【西浦教授】
 慣れない英語での研究室見学対応でしたが、この日のためにしっかりと準備をして見学した使節団中学生らに楽しんでもらえました。院生たちには今後も様々な研究室見学などを通じて、積極的に研究発信するだけでなく個人の力量も磨きをかけ、さらに精進していってほしいです。

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