「第9回立命館地球環境委員会シンポジウム-持続可能な環境と健康-」を開催
2017年12月5日(火)、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)ローム記念館にて、第9回立命館地球環境委員会シンポジウム(主催:立命館地球環境委員会・立命館サステイナビリティ学研究センター)を開催しました。
サステイナビリティについて考えるにあたり、今回は「健康」という視点に着目し、シンポジウムのテーマを「持続可能な環境と健康」としました。
前半の部では、異なる2つの視点より知見を深めるため、芝浦工業大学建築学部・秋元孝之教授が「施設環境から考える健康・快適なゼロエネルギー建築」について、本学スポーツ健康科学部・伊坂忠夫教授が「持続可能な健康づくりにむけた“運動のカルチャー化”-アクティブ・フォー・オール拠点の挑戦-」について、それぞれ講演を行いました。
聴講者からは、「ZEB省エネ建築については、たいへん興味のある内容でした。資料を取り寄せて、もう一度内容の確認をします」「運動が日々の生活にいかに無理なく取り入れられ、継続できるかというお話でしたが、共感できる部分が多々ありました」といった声がありました。
後半の部では、生命科学部4回生上田隼也さんが昨年度アイディアコンテストにて最優秀賞を受賞した「ペットボトルの削減を促すマイボトル+R」の取組みについて、理工学部4回生馬場亮輔さんが今年度10月にBKCにて開催されたSDGs体験企画「Sustainable Week」について、それぞれ報告を行いました。
また、今年度アイディアコンテストにて最優秀賞を受賞した、理工学部3回生 白鳥克哉さん「廃棄野菜・果物のスムージー提供とマイボトルのさらなる推進」について、立命館アジア太平洋大学(APU)アジア太平洋研究科2回生 Andrew Cheeさんが「APU Community Educational Garden」について、それぞれプレゼンテーションを行い、その表彰式も行いました。2点の最優秀アイディアについては、立命館地球環境委員会の支援のもと実現化へ向けた検討が行われます。
聴講者からは、「学生主体で、自主的に活動を行っていてすごいなと思った」「新しい取り組みへの学生の若々しいチャレンジスピリットに期待します」といった感想が寄せられました。
さらに、「BKCスポーツ健康コモンズの紹介および超指向性スピーカーによる空間シェアリングの体験」をBKCスポーツ健康コモンズにて実施しました。参加者からは、最新の技術や施設・設備に対し驚きの声があがっていました。
シンポジウムは学内外より63名の参加があり、「環境について、自分たちの身近な問題として捉え直すことができた」「地球環境委員会の取り組みが多くの人に認知され、広まっていくことを期待しています」といった声が聞かれました。