立命館大学では、学生間の国際交流・海外留学支援・語学学修支援を促進するための新たな空間として、Beyond Borders Plaza(BBP)を2018年春に各キャンパスで開設します。 BBP開設に先駆け、2017年12月11日(月)に大阪いばらきキャンパス(OIC)にて「踏み出せ Beyond Borders Plaza」と題しグローバルに活躍する・挑戦することとは何か、様々な垣根を越えて、学生どうしが交流し学び合うとは何かを、ゲストスピーカーの方の講演を踏まえながら、経営学部3回生澤田一進さんによる司会進行のもと、学生と共に考える企画を行いました。

挑戦は反対されるもの、それでも突き進むのが挑戦!

須田さんによる講演
須田さんによる講演

 株式会社フリープラス代表取締役社長 須田健太郎さんを講師にお招きし、「挑戦すること」について講演を頂きました。須田さんは成人式の日を境に「世界レベルのなにか」を成し遂げたいと考えるようになり、22歳の時に株式会社フリープラスを設立、2010年より訪日旅行事業に参入し、2017年に外国人観光客向けの宿泊事業にも参入されたご経験をもとにお話しされました。
須田さんは、「人の幸せが自分の幸せになる。誰かの心を幸せにできるような世界レベルの企業を起業する」ことをご自分の夢(人生)とされ、「日本を元気にできる事業」として「外国人向けの訪日旅行業」に注目して会社を起業し、取り組まれてきた挑戦をお話しされました。
「自分の夢や目標に向かって突き進むこと、挑戦することは反対されることも多いもの。全員が後押しすることなんて挑戦じゃない。反対されても突き進むのが挑戦!」という言葉が参加した学生に響きました。
 また、自分が信念と夢を持って取り組むことで、その信念が磁石のような力となり人々を感化させ、共感を生むことで、自分のまわりに人が集まってくるというお話は、BBPを進める上でも非常に示唆に富んでいました。

パネルディスカッション「BBPを通して取り組むことができること」

Syumirun!代表・澤田さんによる司会進行
須田さんからのコメントに聞き入る学生パネリスト(左から田中さん、柿田さん、長里さん)

 続いて、BBPの中心となって活動することが期待されている国際交流学生団体から3人の学生がパネリストとなり、活動のやりがいとBBPスタートに向けたこれからの課題について、須田さんからのコメントをいただきながら、パネルディスカッションを行いました。
 学生それぞれが、「留学生に立命館を好きになってほしい(短期留学受入プログラム(SBJP)バディの経営学部3回生田中智美さん)」「外国人とコミュニケーションを取るのが好き、困っている外国人を助けたい!(留学生支援団体TISA、外国語学習支援SUP!の経営学部3回生柿田春輝さん)」「留学を目指す後輩の背中を押したい!(OIC留学サポーターの政策科学部3回生長里佳奈さん)」という思いを持ちながらも、国際交流をさらに広げたいけれども、なかなか思うように広がらないことが課題として挙げられました。
 須田さんからは、国際交流や組織づくりに向けて、「自分の思い(気持ち、エゴ)を押し付けないこと。自分が売り込みたいことではなく、相手のニーズを的確に捉えることが重要。また、組織として動かしていくには、ビジョンを明確にし、それに共感してついてきてくれるメンバーで組織を作っていくこと」というアドバイスを頂き、それぞれがBBPでの活動への思いを新たにして閉会となりました。

 参加した学生の感想からは、「すごく心に響きました。自分に自信を持って頑張りたい!」「留学生と関わる機会を団体に頼るのではなく、自分でも作っていきたい。」と、とても刺激を受けた様子が伝わってくるものでした。

 BBPの取り組みは、まだ始まったばかりです。BBPは、これまでの国際交流や語学学修支援にとどまらず、さまざまなBorderを超えた交流や学びができる、学生の皆さん自身が創りだす空間となることを目指しています。

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