2018.07.03 TOPICS

生命科学部・薬学部10周年記念式典を開催

生命科学・薬学を取り巻く動向、求められる人材、教育のあり方について考える

 生命科学部・薬学部は6月9日、びわ湖大津プリンスホテルにおいて、創設10周年記念式典、講演会、および祝賀会を開催しました。
 2008年4月、立命館大学は、新しい生命科学教育・研究分野を創造する人材を育成するために生命科学部を、薬学の可能性を開拓する人材、薬学そのものの価値を更に高められる人材を育成するために薬学部をびわこ・くさつキャンパスに開設しました。両学部は設置から10年間、教育・研究両面で実績を積み上げ、多くの卒業生が化学、食品、医療、薬学関係をはじめとする様々な分野で活躍しています。
 記念式典には、池永肇恵・滋賀県副知事や橋川渉・草津市長、森和彦・厚生労働省大臣官房審議官(医薬担当)をはじめ関係企業・大学各方面からご来賓や卒業生に多数、出席いただいたほか、両学部から100名を超える学部生・大学院生が参加、計300名を超える関係者が集い、創設10周年の節目の日を祝いました。
 講演会では、超分子化学、分子生物学分野の第一人者である新海征治・九州大学高等研究院特別主幹教授および森和俊・京都大学大学院理学研究科教授が講演、両先生から学部生・院生に向けて若い世代への期待・エールを語っていただきました。
 続く祝賀会では、江崎グリコ株式会社取締役 常務執行役員 健康科学研究所長栗木 隆氏、滋賀医科大学医学部附属病院薬剤部教授・薬剤部長であり滋賀県病院薬剤師会長の寺田智祐氏をはじめ、ご来賓、校友、両学部教員が交流を深め、盛会のうちに終えました。
 この10周年記念事業では、今後、「生命科学部・薬学部学び・研究力向上事業に関わる基金創設」事業を実施する予定です。皆様のご支援・ご協力を引き続きよろしくお願い申し上げます。

小島一男 生命科学部長のコメント
 生命科学部創設10周年を迎えることができ、関係者のみなさまに厚く御礼申し上げます。
 生命科学部は、応用化学、生物工学、生命情報学、生命医科学にわたる幅広い分野において、不断の改革により教育研究力を一段と向上させながら人材を育成しています。学部開設後、2012年度には大学院生命科学研究科を設置しました。この間7期生まで学部卒業生1,985人、5期生まで修士学位取得者543人、博士学位取得者31人を送り出しました。学部生では、特に1・2回生の授業外学習時間が長く、4回生は生命科学研究科への進学率が高く、大学院生では学会活動で受賞者を多数出しています。こうした強みをさらに伸ばしていきます。
 この先10年、20年と、生命科学、立命館大学、そして世界の発展に貢献していきます。

服部尚樹 薬学部長のコメント
 薬学部創設10周年を迎えることができ、関係者のみなさまに厚く御礼申し上げます。
 6年制薬学科では、病院や薬局で活躍し、地域社会の医療の担い手になれる薬剤師の育成を目指しており、5期生までの卒業生484人を送り出しました。また、2015年度に開設した4年制の創薬科学科では、高度の知識と技能、問題発見・解決能力を持ち、最先端の創薬研究を遂行出来る人材の育成を目指しています。
 卒業後、「立命館大学薬学部に来て本当に良かった」と思ってもらえる人材を一人でも多く輩出すべく、これからも薬学部の教職員一同頑張ってまいります。

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