「オナーズ・プログラム」ベトナム研修を実施

 2019年3月8日から3月17日まで、立命館大学「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」(オナーズ・プログラム)において、2018年度プログラムの集大成となる海外研修をベトナムで実施しました。今年は「ベトナムの文化、歴史、経済を現地で実体験する」のテーマで研修を実施し、オナーズ・プログラムから選抜された14人の学生が参加しました。
 オナーズ・プログラムの海外研修は、諸外国の文化、政治、経済の動向について、現地での体験、学習を通して知ることが重要との観点から、岡本行夫・客員教授の奨学金のもとに毎年実施しています。
 研修の前半は、ベトナムの経済の中心都市であるホーチミンを訪問、京都に本社を置く日系企業を訪問し、現地ビジネスの状況を目の当たりにしました。また、戦争証跡博物館を訪れ、写真や残された建造物、さらに枯葉剤によって後遺症を患う人々の様子を見聞きし、ベトナム戦争をより身近に考える機会を得ました。
 研修の後半では、ベトナムの首都・ハノイに移動し、ハノイ国家大学外国語大学で基礎会話、文化芸術、歴史、日越関係などに関する座学による講義を受けました。午後は、主にフィールドワークを実施、研修実施に向けて支援いただいた駐ベトナム社会主義共和国日本国大使館を表敬訪問し、日本国特命全権大使の梅田邦夫様より講演いただきました。また、JICAベトナム事務所、JETRO(日本貿易振興機構)ハノイ事務所をそれぞれ訪問し、講義と質疑応答を通して、戦後日本の国際貢献における学びを深めることができました。JICA訪問の際は、JICAが支援するベトナム国営放送局も見学しました。
 研修の終盤では、イオンベトナムを訪問し、本学文学部OBでもある石川代表より、今後の世界戦略や流通業界の実態、企業人としてのキャリア形成のあり方などについて学ぶとともに、立命館大学ハノイ校友会の交流会にも参加し、OB・OGとの交流を通じて、海外で生活し働く上での心構えなどを学ぶ機会を得ました。
 今回の研修では、座学やフィールドワークだけでなく、ハノイ国家大学外国語大学のバディー学生との交流にも重点を置きました。今回の研修に参加した国際関係学部2回生の竹林直紀さんは、「ベトナムの電力事業に興味があり、自由研修時間の際にベトナム人学生に大学の教授にアポイントメントをとってもらい、独自のインタビューをすることができたことが良かったです。自ら行動し、充実した研修を行うことができました」と感想を述べました。

梅田大使への表敬訪問
梅田大使への表敬訪問
オープニングセレモニー
オープニングセレモニー
成果発表会
成果発表会
クロージングセレモニー
クロージングセレモニー
クロージングセレモニー
クロージングセレモニー

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