国内最大規模の産学連携マッチングイベント「イノベーション・ジャパン2019」に出展
8月29日(木)・8月30日(金)、東京ビッグサイトにおいて、「イノベーション・ジャパン2019-大学見本市-」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が開催されました。本学からは、「大学組織展示」および「大学等シーズ展示」4分野9件に出展しました。
今年で16回目を迎えるイノベーション・ジャパンは、大学の技術シーズと産業界の技術ニーズを結びつける、国内最大規模の産学連携マッチングイベントです。今年は、事前選考により厳選された研究成果500件超の展示が行われました。
大学組織展示「人とロボットの共生~誰一人取り残さない、人とロボットが共存する持続可能な社会を目指して~」
本学が文理共創型で産学連携により取り組むテーマ「スマートモビリティと都市デザイン」「ネオ・リハビリテーション」「心理学を活用したインターフェース」を展示しました。また、2019年3月に三菱地所株式会社と締結した「戦略的DX(デジタルトランスフォーメーション)パートナーシップ協定」に基づいた追従型ロボットのデモ展示も行いました。
大学組織展示ブースを担当した総合心理学部 林勇吾准教授は、認知心理学の知見を応用した思考活動支援ロボットの活用により人々の創造性を向上する研究成果を発表しました。林准教授は、「ロボットが人の思考活動を支援するサービスは、現在実施している大学生向け教育の現場で効果が出ている。将来的には、老人ホームなど福祉のフィールドにおいても実践したい。」と語ってくださいました。
30日に行われた松原洋子副学長のプレゼンテーションでは、人とロボットが共生できる未来社会実現に向けて、文理協働や産学連携によるアプローチをご紹介しました。
大学等シーズ展示 4分野9件が採択
大学等シーズ展示では、ナノテクノロジー分野2件、ライフサイエンス分野1件、情報通信分野2件、装置・デバイス分野4件の研究成果を各ブースで紹介しました。
生命科学部の堤治教授は、「300近くの企業がブースに立ち寄ってくれた。社会実装を目指して、今後の連携に期待したい。」と語ってくださいました。また、同学部の小林洋一准教授は、「当初想像していなかった半導体加工の企業が興味を持ってくださった。」と研究シーズが産業界とつながる実感を語ってくださいました。