文部科学省情報ひろばで「錯視研究」をテーマに展示を開催

 2023年5月29日(月)~7月11日(火)、文部科学省情報ひろば新庁舎2階エントランスで、企画展示「面白い目の錯覚 錯視の世界」を開催しています。

 「錯視」とは、ものを見る仕組みや音を聴く仕組みなどの、さまざまな知覚と認識のあり方を研究する「知覚心理学」の一分野です。立命館大学総合心理学部では科学的な錯視研究や新しい錯視デザインの開発を通して、知覚心理学分野の進展に貢献しています。また「知覚心理学×街づくり」プロジェクトとして、錯視や錯覚などの知覚現象を使ったデザインを街なかに設置し、実証研究を実施しています。

 本展示では錯視研究の世界的第一人者である北岡明佳教授(総合心理学部)と、「知覚心理学×街づくり」プロジェクトのリーダーである高橋康介教授(総合心理学部)による新しい錯視デザインを主に紹介。IT技術と共に発展してきた科学的な錯視研究の進展や発見について、立命館大学の貢献を視覚化しました。展示構成は実物、映像、パネルの3種類です。

 パネル展示では、北岡教授の代表作で、円盤がひとりでに回転して⾒えるデザイン『蛇の回転』(2003年)や、高橋教授による形のゆがみの錯視デザイン『Curvature Blindness Illusion(曲がり盲)』(2016年)などを見ることができます。

 展示によって錯視の科学的研究に対する理解が深まり、錯視の研究がより発展するきっかけとなることが期待されます。


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