仲谷善雄・立命館大学長
会場の様子

 9月25日(水)、朱雀キャンパスにて、仲谷善雄・立命館大学長をはじめ学園役職者などの出席のもと、2019年度秋季 立命館大学・大学院入学式を挙行し、日本を含む世界35の国と地域から、140人の学部学生、167人の大学院博士課程前期課程・後期課程および修士課程の大学院生を新たに迎え入れました。

 開式にあたり、出席者全員で校歌を斉唱した後、新入生に向けて、仲谷善雄学長から、「立命館大学は、喜び、感動する体験を、教育や研究を通じて皆さんに提供し続けたいと思っています。世界の中から新たな意味を見出そうとする際、踏まえておくべきことは、大学は社会と切り離された存在ではない、ということです。世界に共通する課題に、学問を通じて取り組む、課外活動として取り組む、日常生活の中で取り組む、そして学園全体が協調して取り組む。大学は社会の中にあって、社会が抱える課題を明らかにし、それらの解決に積極的に貢献する存在であるべきだと考えます。すでに本学園では、世界的課題への、様々な取り組み実績があります。そして、SDGs推進本部を立ち上げ、このような活動を行う学園構成員を支援する体制を整えています」と立命館の取組みを紹介しました。
 そして、「皆さんも、社会に目を向け、自分なりの貢献の仕方を考えてみてください。そのことが深い学びにつながり、学ぶとは何か、生きるとは何かという問いにつながり、未来を変えることができるのです。大学はそのような皆さんを応援します」と式辞を締めくくりました。

 続いて学部生の新入生代表挨拶では、Raiga TOYODAさん(グローバル教養学部)は、立命館大学のグローバル教養学部が、多様性を受け入れ、グローバルな教育を推進していることを入学理由として述べた上で、「多様性や包摂、人としての成長や専門性の育成を推進する学風のここ立命館で、そしてパートナー大学のオーストラリア国立大学で、素晴らしい教員の方々のご指導のもと、仲間たちとともに新たな旅を始められると確信しています」と今後に向けた抱負を述べました。

 大学院生の新入生代表挨拶では、Toma Rani MAJUMDERさん(生命科学研究科)は、「私は、生命科学の分野で母国、そして世界に貢献する研究者を目指します。そのために、自然界に存在する物の分子生物学を理解する論理的、技術的能力に関する深い専門知識を習得し、その知識を活かして現実の問題を解決できるよう努力するつもりです。その後、出身のバングラデシュに戻り、培った研究の経験と知識を基に母国が抱える困難な問題を解決したいと考えています」と将来の夢を語りました。

 新入生は9月26日から新たなキャンパスライフをスタートしています。

Toma Rani MAJUMDER さん
Raiga TOYODAさん

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