5月23日(月)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)でコンポストによる食品廃棄物の分解処理実験を開始しました。

現在、BKCで発生する売れ残りの食品や消費期限切れの野菜くずなどの食品廃棄物は、焼却処分しているため、その運搬や焼却に伴い二酸化炭素を排出しています。そこで、BKCでは食品ロス(本来食べられるのに廃棄される食品)を低減させつつ、やむを得ず発生してしまう食品廃棄物について、株式会社komham (代表取締役 西山すの氏・2011年立命館アジア太平洋大学卒業)と連携し、コンポストによる分解処理実験をスタートさせました。

通常、生ごみの分解には1週間以上を要することが少なくありません。しかし、同社がコンポストに用いるコムハム菌は、投入した生ごみを最短1日で98%まで分解することができ、BKCにおける食品廃棄物や二酸化炭素の排出削減が期待されます。7月31日までの実証実験により、食品廃棄物の排出削減などの効果検証を進めつつ、環境に配慮したサスティナブルキャンパスを目指します。

導入したコンポスト(写真提供:komham)

*立命館では社会課題解決の挑戦を支援することを目的に、2020年度に「RSIF(立命館ソーシャルインパクトファンド:Ritsumeikan Social Impact Fund)」を設立。バイオ領域から社会課題の解決に取り組むkomhamに投資しています。

関連情報

NEXT

2022.05.26 TOPICS

組織経営に欠かせない人材行動・組織行動を最先端テクノロジーで研究-永田 稔 教授

ページトップへ